コンパクトなボディに先進の技術を凝縮したUXR5シリーズは、対象全機種（8～16馬力）で通年エネルギー消費効率（APF）を最大で約11％も向上させ、消費電力を大幅に低減します。

想定外のピーク消費電力を抑えるためにお客様の状況に合うよう、２つのデマンド制御をご用意しました。

• デマンド制御する場合でも漏電しゃ断器等は標準仕様のものを設置してください。

①外部機器からのデマンド制御

デマンドコントローラーなどの外部機器からの信号を受けて、空調機を自動で制御しピーク消費電力をカットします。デマンド制御レベルは3段階。レベル1・2は40～100％の範囲で5％きざみの設定変更ができます。

②時間帯デマンド制御

多機能ワイヤードリモコンCZ-10RT5と組合わせることで、リモコンから簡単に1日4回まで40%～100％の13段階できめ細かくデマンドを設定できます。

外部信号なしの「自己静音モード」および、外部信号による「外部入力静音モード」の2つがあり、夜間運転音で制限のある地域では、静音設定にして定格運転音から3dB（A）低下させることが可能です。

室外ユニットが2台以上のシステムの場合、除霜時にすべての室外ユニットが除霜を開始するのではなく、室外ユニット間で運転を調整します。そのため除霜していない室外ユニットが熱源となるため、室内には冷風が吹出すことはありません。

真夏の屋外は直射日光のほか、ビルからの反射・風の停滞などにより室外ユニット周辺温度が高くなりがち。これに対応できるように、UXR5シリーズは外気温43℃まで冷房可能です。また暖房時は外気温-20℃まで運転が可能。

バックアップ運転

万一、圧縮機が1台故障しても「バックアップ運転」で完全停止を防止。ファンモーター・センサーが故障してもユニット単位で停止し、システム全体は作動するため、冷暖房は止まりません。

ローテーション運転 （室外ユニット2台以上のシステム）

同一冷媒系統内で運転時間が偏らないよう、システム内の運転時間の少ない圧縮機から運転を再開。圧縮機の負荷を分散させて長寿命化させます。

冷房時、熱負荷の少ない空間等では蒸発温度を上げた運転を行うことにより、空調機の吹き出し温度の冷やし過ぎを抑えつつ^※1、消費電力量を抑制することが可能となります。蒸発温度レベルは４段階（初期値、Lv1～Lv3）に設定することが可能^※2。

• 1 使用環境によっては通常の冷房運転より湿度が上がるなど、快適性を損なう場合があります。
• 2 インテリジェントコントローラー、P-AIMSにて設定が可能です。
• 3 補正値は０～１５℃の範囲でカスタマイズが可能です。