AiSEG2（HOME IoT）納入事例：積水ハウス株式会社さま

－御社の賃貸住宅「シャーメゾン」のなかでも3・4階建ての「ベレオ」シリーズは、ホテルライクな高品位が特長で、千葉県流山市の「アルタクラッセ」もその一例ですね。

江後　「アルタクラッセ」は、賃貸住宅経営の経験豊かなオーナー様が誇りをかけ、また、当社もシリーズの代表作とすべく、総力を結集させました。同マンションの1室をモデルルームとして借りています。

山崎　住宅開発が相次ぐ「つくばエクスプレス」沿線にあるため、他社との差別化を図っています。4階建てで15戸全てを3LDKで設計。四方向が道路で日陰になりにくい好立地を生かして、太陽光パネル45kＷを屋上に設置し、各戸には3kＷを供給しています。

－賃貸マンションで重視されていることは？

江後　賃貸マンションは、オーナー様に長期的に安定して経営していただくことが最重要です。最新の設備やシステムを導入するなど、いつまでも色あせることのない魅力が必要と考えています。

藤島　最新のシステムのなかで、HEMSが奥様に好評なのは、女性として理解できますね。エネルギーの見える化で光熱費がラクに管理できますから。モデルルームではモニター横に「でんき代をかしこく節約！」と表示しています。

－「アルタクラッセ」での「HOME IoT」のご採用は、賃貸マンションの長期安定経営に有効だと考えられてのことでしょうか？

小川　そのとおりです。今回、「HOME IoT」を導入したことで、当初想定していた年齢層よりも若いご夫婦の入居が多く、それだけ長くお住まいいただけると思われます。スマートフォンによるお湯張りなどの遠隔操作や、スマートスピーカーによる声での照明操作は、年齢が若い人ほど関心が高いですからね。

山崎　HEMSはこれまでもZEHなどに導入してきましたが、IoTの採用は同マンションが初めてです。当社は、近年、高付加価値住宅を提案しており、そのなかで「HOME IoT」は強い味方になっていると感じています。例えば、駅から遠い立地の場合でも「『HOME IoT』を導入して付加価値を高め、入居者を増やしましょう」と運営面でのアドバイスができます。「アルタクラッセ」のモデルルームでは、迷っておられたオーナー様が見学後に契約してくださったり、建築中の物件に「『HOME IoT』を導入したい」という申し出を受けたりすることが増えました。

－「アドバンスシリーズ（リンクモデル）」や「エコキュート」など、当社最新の設備を採用いただいています。これらも「HOME IoT」との連携を想定されたのでしょうか？

小川　そうですね。数多い連携機器のなかでもファミリー層をターゲットに選んでいます。スマートコスモを設置しているので、今後は時代によって変化するニーズにも柔軟に対応いただけるのではないかと考えています。また、アプリも時代を先取りするように日々進化しているので、安心しています。

こうした柔軟性や先進性は、不動産の鮮度を保つにはありがたいです。私は近い将来、「HEMS」や「IoT」が住宅の検索サイトの絞り込み項目になると考えています。そのときに慌てるのではなく、今後も先手必勝で展開したいですね。