一体型LEDベースライト「iDシリーズ」 かんたん無線調光PiPit(ピピッと)調光シリーズ 設置上の注意・使用方法
一体型LEDベースライト「iDシリーズ」のかんたん無線調光PiPit調光シリーズの設置上の注意点やご使用方法などを詳しく説明いたします。
PiPit調光シリーズコントローラの設置について
「PiPit調光シリーズコントローラは、見通し距離※20m以内で、正しい向きで取り付けてください。
- 見通しとは、PiPit調光シリーズコントローラからLED照明器具が直視できる状態です。誤った施工状態では、電波の到達距離が低下します。
壁付コントローラの場合
天井コントローラの場合
通信補助器を使用した例
PiPit調光シリーズコントローラからLED照明器具が見通せない場合や、通信距離を延長したい場合は通信補助器を設置してください。通信補助器はPiPit調光シリーズコントローラとLED照明器具が見通せる位置に設置してください。
壁や柱などの遮蔽物で、照明器具を直視できない場合
通信距離を延長したい場合
PiPit調光シリーズのご使用方法
PiPit調光シリーズコントローラは無線通信で照明器具を調光します。このため、どのPiPit調光シリーズコントローラでどのLED照明器具を制御するかの関連付け(ペアリング)が必要となります。
壁付コントローラと組み合わせてご使用の場合
かんたん設定(ペアリング設定)
PiPitライコンのカバーを開けて設定ボタンを押す
照明器具の電源を投入する
ペアリングが完了するとLED照明器具は下限点灯します。
もう一度設定ボタンを押して完了
設定を完了させると、PiPitライコンで指定した明るさで点灯します。
確実設定
コントロールしたいLED照明器具1台ごとに、PiPitハンディライコンを用いてペアリング設定する方法もございます。詳しくは取扱説明書・施工説明書をご参照ください。
天井コントローラと組み合わせてご使用の場合
かんたん設定(ペアリング設定)
照明器具の電源を投入する
器具がペアリングモードになります。
PiPit+セパレートセルコンAタイプにペアリング開始の信号を送信する
ペアリングが完了するとLED照明器具は下限点灯します。
PiPit+セパレートセルコンAタイプにペアリング完了の信号を送信する
照明器具とPiPit+セパレートセルコンAタイプの電源が別々の場合
ペアリング開始の信号を送信する
照明器具の電源を投入する
ペアリングが完了するとLED照明器具は下限点灯します。
確実設定
電源回路と制御したい範囲が異なる場合などはPiPit+ハンディライコンを使用して器具ごとにペアリングも可能です。
照明器具の電源を投入する
器具がペアリングモードになります。
PiPit+セパレートセルコンAタイプにペアリング開始の信号を送信する
照明器具1台ずつにペアリング開始の信号を送信する
ペアリングが完了するとLED照明器具は下限点灯します。
PiPit+セパレートセルコンAタイプに4 ペアリング完了の信号を送信する
- 照明器具がコントローラとペアリング設定されている場合、PiPitハンディライコン、PiPit+ハンディライコンを照明器具に向けて直接調光操作することはできません。
- ペアリングの設定解除にはPiPitハンディライコンまたはPiPit+ハンディライコンが必要です。
- かんたん設定の場合、近隣で同時に同じ作業を実施していると、混信によりうまく設定できない可能性があります。その場合は、うまく設定できなかった器具に対して、設定を解除し、確実設定にて再設定をお願いします。
- 異なるコントローラで制御する照明器具の電源系統を一緒にした場合、ペアリングのかんたん設定はできません。その場合確実設定で行ってください。
PiPitライコン スケジュール機能付(NQ23112) 設定方法
PiPitライコン スケジュール機能付(NQ23112)の設定方法を動画でご説明します。
PiPit調光シリーズコントローラ使用上のご注意
下記のような使用環境では、電波ノイズを受けたり電波の到達距離が短くなります。このような場合は動作しないことがありますのでご注意ください。
- 機器間に金属や鉄筋コンクリートなどの電波を通しにくい障壁がある。
- 機器間にある壁面内の断熱材にアルミ箔を貼り付けたグラスウールを使用している。
- 機器の周辺が金属物で囲まれている。(スチールキャビネットの間、カラオケボックスなど)
- 金属物の壁面に機器を取り付けている。
- 操作する人の体の向きで電波を遮っている。
- 機器の近くで、直流電圧で駆動するベルやモーターなどの機器が動作している。
- 機器の近く(10m以内)で、マイクロ波治療器を使用している。
- 近くに、テレビ・ラジオの送信所近辺の強電界地域または各種無線局がある。
- 環境によっては20m以上離れていても電波が届く場合がありますので、PiPit調光シリーズコントローラの操作は必ず制御する機器が見えるところで行ってください。
- 送信電波が医療電気機器に与える影響はきわめて少ないものですが、安全管理のため、LED照明器具・PiPit調光シリーズコントローラは医療電気機器から20cm以上離して使用して下さい。
- 電波(ノイズ)を受けると、誤動作や動作しない原因になります。
- PiPit+セパレートセルコンAタイプは壁からは50cm以上離してご使用下さい。近すぎると動作しない場合があります。
- 到達距離範囲内でも電波が弱くなる場所がありますので注意してください。
- 内装変更で遮蔽物が介在するなど、通信環境が変化した場合、正しい調光動作ができない場合がありますのでご注意ください。
- 外部入力信号で一斉に調光動作をさせた場合に、照明器具の動作(調光、点灯/消灯)にばらつきがでたり、連続的な調光動作にならない場合があります。
設計上のご注意
同一フロア内半径100m以内に設置するPiPit調光シリーズコントローラ(通信補助器を含む全機種)は18台以下にしてください(18台を超えると、照明器具と通信できない場合があります)。
- PiPit調光シリーズコントローラは屋内専用です。屋外では使用しないでください。
- PiPit調光シリーズコントローラから見通し20mの範囲でLED照明器具を設置してください。
- PiPit調光シリーズコントローラとLED照明器具の間に障害物がある、又は見通せない場合は通信補助器を設置してください。
- 通信補助器はPiPit調光シリーズコントローラとLED照明器具が見通せる場所に設置してください。
- 到達範囲内でも電波の特性により電波が弱くなる場所がありますので注意してください。
- PiPit調光シリーズの天井埋込のコントローラと通信補助器は設備プレート(金属製)への取り付けはできません。
お願い事項
同一フロア内半径100m以内に設置するPiPit調光シリーズコントローラ(通信補助器を含む全機種)は18台以下にしてください(18台を超えると、照明器具と通信できない場合があります)。
形状や明るさなどを選ぶだけで簡単に本体とライトバーの品番を選定できます。
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