LED投光器「アウルビームER」光害対策・防眩仕様

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光漏れとグレア(まぶしさ)の抑制を両立する投光器。アウルビームER(光害対策・防眩仕様)電源内蔵型、電源別置型をラインアップ

パナソニックのLED投光器「アウルビーム」光害対策は、夜間照明によるグラウンド面への必要な光を維持しながら、周辺への光漏れとまぶしさを極力抑えることを目指した光害対策・防眩仕様の投光器です。住宅や農地が隣接する学校グランド、市民競技場などにおすすめです。ルーバで対策するより台数を削減でき、省エネに貢献します。

光害対策・防眩仕様を両立するアウルビームER

グラウンドの近隣に住む約3人に1人が
照明の光漏れが気になっている

グラウンドからの「光漏れ」が気になったことはありますか?

近隣住民:400 名

■施設のナイター照明に関するアンケート(2024年当社調べ)

ナイター施設利用者の約3人に1人が照明の
「まぶしさ」がプレイに影響している

照明の「まぶしさ」がプレイに影響したことはありますか?

ナイター施設利用者:400 名

■施設のナイター照明に関するアンケート(2024年当社調べ)

光漏れを抑制し周辺環境への配慮が可能

大幅な光漏れ抑制を実現し、周辺環境への配慮が可能

HID投光器

周辺の住宅や農地に光が漏れる

アウルビームER

グラウンド面の明るさを確保しながら周辺への光漏れを抑制

周辺への光漏れを抑制

写真:太田市総合運動公園野球場

合成配光レンズによる緻密な配光制御で漏れ光を大幅に抑制

当社独自の合成配光レンズで高効率かつ緻密な配光制御を実現しました。

■合成配光レンズ 配光イメージ

レンズAは上方向を照射+レンズBは下方向を照射
レンズA+レンズBの合成レンズで、上方向の光漏れを大幅に制御し、下方向に光を集め効率よく照射。光軸+15°、光軸上方10°

光害対策のための厳しい条件をクリア

光軸から上方15°の絶対光度を2,500cd以下に設定。環境区域E1レベルを達成※1し、周辺の住宅や農地への光漏れを大幅に抑制します。

  • 1 マルチハロゲン灯Sタイプ1000形相当において。マルチハロゲン灯Sタイプ1500形相当はE2に該当します。
LEDアウルビームERは光軸から上方15°の光度2,500cd以下で上方向への光を制御

環境省「光害対策ガイドライン」令和3年3月改訂版より抜粋

区域 E1 E2 E3 E4
環境 自然 郊外 都市の周辺 都市中心部
光環境 本来暗い 低い明るさ 中程度の明るさ 高い明るさ
地域対象イメージ 自然公園、自然景観地域、
田園、里地 など
郊外、田園、山間地域の集落、
町、村 など
都市の周辺、都市周辺住宅地、
市街地(工業地域) など
都市中心部、繁華街、商店街、
オフィス街 など
減灯時間前 2,500cd 7,500cd 10,000cd 25,000cd
減灯時間後 0cd 500cd 1,000cd 2,500cd

光害がもたらす主な影響の例はこちら

商品ラインアップ

まぶしさを抑えプレイへの影響を低減

グレアを抑え、より快適な照明環境を創出

HID投光器

照明のグレアでボールが見えにくい

アウルビームER

グレアが抑制された照明でボールが見えやすい

当社独自の光学設計技術により、器具上方の輝度を抑え、一般投光器と比べ大幅にグレアを低減します。

光軸を器具中心から上方10°へ変更することで見かけの発光面積が小さくなりまぶしさを抑制

同じ場所への照射でも、器具を下方向に向けることが可能。正面から見た面積が減少するため、まぶしさを抑制することができます。

一般投光器

アウルビームER

器具を下方向に向けることで、見かけの発光面積が小さくなりまぶしさを抑制

独自開発のまぶしさ評価手法「ダイレクトGR」

照明器具方向を見た際のまぶしさの程度をシミュレーションし、設計段階でまぶしさ低減のための検討が可能

■従来の評価手法

視線方向は水平から下向き(2°)であり照明器具方向を見た際の評価ができない

視線下向きのまぶしさ評価手法 GR
※JIS Z 9127 スポーツ照明基準

照明器具方向を見た時のまぶしさは評価できない

■独自開発のまぶしさ評価手法

照明器具方向を見た際の評価が可能

視線方向の照明器具のまぶしさ評価手法【ダイレクトGR】

照明器具方向を見た時のまぶしさを評価できる

■ダイレクトGRによる評価シミュレーション

HID投光器

グレアは許容できる限界を超え競技の邪魔になる

アウルビームER

グレアは許容できる限界以下であり競技に支障がない

  • ダイレクトGRは1〜9の数値尺度で表現されます。
  • アウルビームER以外のLED器具でも測定可能です。

アウルビームERと、独自開発のまぶしさ評価手法「ダイレクトGR」で
まぶしさを低減し利用者がプレイしやすい環境を提供

商品ラインアップ

高い経済性

器具の明るさアップで、HID灯具から1対1置き換え、設置条件によって台数削減も可能

光学効率向上により、一般HID投光器から同台数での置き換えが可能です。
※リニューアルの際、既存設備・金具などの仕様や劣化状況などは事前に十分ご確認ください。

一般HID投光器
YA56384(MT1000B/BHSC/N)
(2017年生産終了品)
アウルビームER
NYS30467K LF2
従来LED投光器 アウルビーム
NYS12497K LF2
(2024年5月生産終了品)
照度分布図

一般HID投光器と比較すると、周囲への漏れ光は低減できているが、必要台数が増えてしまう。

平均照度

102 lx

明るさアップ

110 lx

107 lx

台数

32台

台数削減

28台

36台

消費電力 34.9 kw 省エネ

10.9 kw※2

16.0 kw※2

【照明設計条件】グラウンド(120m×80m)照度(平均):100 lx/均斉度(最小/平均):0.3/照明塔:6基/器具取付高さ:13m/計算面高さ:0m/保守率:HID投光器0.68、LED投光器0.81
※1 民家2階窓付近の高さを想定
※2 平均電力

上記シミュレーションの場合

5年間で電気代約201万円お得

  • 年間点灯時間:600時間 試算条件/電力料金単価28円/kWh(税抜)
    [日本照明工業会 ガイドA139-2024より消費税抜き試算]

用途に応じた3つの配光をラインアップ

おすすめ場所

配光 中狭⾓タイプ配光
用途

多⽬的グラウンド

中規模野球場など

ゴルフ練習場

  • 現場の条件によっては、中⾓・広⾓タイプと組み合わせてご使⽤ください。
配光 中⾓タイプ・広⾓タイプ配光
用途

学校グラウンド

テニスコート

電源内蔵タイプと電源別置タイプ

省施工を実現する電源内蔵タイプ

従来HID投光器のような電源設置場所の確保が不要で、結線の回数も低減できます。

電源部のメンテナンスが容易な電源別置タイプ

灯具部分を軽量化し、取付架台への負荷を軽減。
また電源部のメンテナンス・交換が容易にできます。

商品ラインアップを見る

簡単リニューアルを追求

安定器含むHID投光器より軽量化を実現

  • 安定器含むHID投光器と同等以下の重量、受圧面積を実現し、簡単リニューアル。
  • リニューアルの際、既存設備・金具などの仕様や劣化状況などは事前に十分ご確認ください。
一般HID投光器
YA56384(MT1000B/BHSC/N)
(2017年生産終了品)
アウルビームER
XYS31467K LF2
従来LED投光器 アウルビーム
XYS13497 LF2
(2024年5月生産終了品)
総重量

30.7 kg
灯具 9.7 kg + 安定器 21.0 kg

16.9 kg
灯具 11.9 kg + 電源ユニット 5.0 kg

24.7 kg
灯具 18.2 kg + 電源ユニット 6.5 kg

灯具受圧面積

0.270 ㎡

0.140 ㎡

0.184 ㎡

既設と同様の取付ピッチ

器具取付ピッチは既設と同じ
従来HID投光器とアウルビームERの器具取付ピッチはいずれも55mm
電源取付ピッチは既設と同じ
従来HID投光器とアウルビームERの電源取付ピッチはいずれも同じ
  • リニューアルの際、既存設備・金具などの仕様や劣化状況などは事前に十分ご確認ください。

細かいピッチの目盛りで正確な角度調整へ配慮

鉛直方向は1度ピッチの目盛り(偶数目盛、奇数目盛)、水平方向は2度ピッチの目盛り(架台の中心線へ目盛りを合わせる)

納入事例

納入事例

都市対抗野球の予選会場にも使用される太田市運動公園野球場に、当社光害対策投光器「アウルビームER」が納入されました。
眩しさを抑えながらも、グラウンド全体は明るくなり快適なプレイ環境を実現。
周辺地域への光漏れも大幅に抑制し、グランドの中だけでなく外もまぶしさを抑制しています。

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