※動画内の社名・組織名は取材時のもので、最新情報とは異なる場合がございます
- 世界的な水資源問題を解く、節水タウンの実現。
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新興国を中心に、世界の人口は増加の一途をたどっています。一方、環境面では地球温暖化をはじめとする気候変動により降雨量は減少することが予測されおり、水資源不足が一段と深刻化することになります。パナソニックは、世界的に解決が急がれている水資源問題解決の道標となる「Fujisawaモデル」を実現すべく、生活用水30%削減に挑戦しました。
- 節水機器を単なる設備機器ではなくインフラの一部と考えることで、街全体で自然に節水することが可能になった。
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街全体で節水する。それを可能にしたのは、パナソニックの進化した節水機器です。Fujisawa SSTでは、全住戸のトイレや浴室、キッチンなどにパナソニックの節水機器を標準装備。進化した節水機器の性能によってインフラ設計、つまり街の給水量を通常より削減することが可能になり、Fujisawa SSTは節水タウンになりました。住人は普段の生活と変わりなく水を使いながら、設備機器の性能によって自然に節水できます。
- 街全体通常より30%少ない給水計画を申請、行政の認可を取得。
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通常、街への給水量(原単位)は都道府県で決まっています。しかし、Fujisawa SSTの場合、全住戸でパナソニックの進化した節水機器を導入し、節水タウンを実現したことから、通常より30%少ない給水計画で申請しました。このような申請は前例がなく新しい挑戦になりましたが、設備機器を進化させることで、インフラ設計とそれに伴う社会コスト、さらに街づくりの開発コストをコンパクトにする。このことを神奈川県と交渉を重ねることで申請を認可して頂きました。これは、パナソニックだから実現できる街づくりです。
- Fujisawaの節水モデルを、世界に展開。
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Fujisawa の節水モデルは、街に開発コストをかけることが難しい新興国をはじめとする世界の各地域で普及し、水資源問題の解決にお役立ちできる可能性を秘めています。また、街の節水性能が住む方にとって魅力になれば不動産価値の上昇にもつながります。現在、CO2排出量削減のガイドラインはありますが、節水のガイドラインはまだありません。しかし今後は、水資源問題の深刻化に伴い、くらしに直結した街づくりにおいて節水性能が問われるようになるのではないでしょうか。パナソニックは、これからも街づくりの川上である計画段階から参画し、性能の高い設備機器を機軸にしたスマートタウンづくりの知恵とノウハウを提供していきたいと考えています。