幻想的な「宇宙」のライトアップ。6つのシーンが各90秒でループ再生される

盆栽の新たな魅力を引き出す
幻想的な夜間特別ライトアップ



「THE BONSAI Microcosm Journey」は、世界初の公立「盆栽美術館」である「さいたま市大宮盆栽美術館」で行われた夜間特別ライトアップイベント。さいたま市の魅力を発信する「SAITAMA Wheel 2023」の一環として、一般社団法人さいたまスポーツコミッションと株式会社ジェイコム埼玉・東日本が主催し、幻想的な盆栽の世界を発信した。
ライトアップはパナソニックの街演出クラウド「YOI-en(ヨイエン)」を採用し、日本文化を象徴する「盆栽」に、世界共通の憧れである「宇宙」のイメージを掛け合わせ、小さな木々に凝縮された小宇宙を表現。2階の盆栽テラスからは庭園を一望でき、クラウドにつながる照明演出システムによって、庭園全体が日本の四季や宇宙など6つのシーンに移り変わるライトアップが行われた。館内2カ所に設置されたユーザー体験型コンテンツ「YOI-iro(よいいろ)」では、来館者がスマートフォンで二次元コードを読み取り誕生日を入力するとアンドロメダ座が浮かび上がり、庭園全体が誕生日カラーに演出されたり、おすすめ惑星のイメージが盆栽に投影されたりするなど、パーソナルなインタラクティブ体験を提供。夜だけの特別な盆栽の見せ方によって、新たなファン層獲得とともに、宿泊客の増加や今後のインバウンドの誘客促進も見据えている。

建築設計Report vol.48/2024年2月発行
※会社名、役職名などは掲載時のものです。

日本の美意識を表現する、伝統的な「電球色」と日本の四季のライトアップ
日本の美意識を表現する、伝統的な「電球色」と日本の四季のライトアップ

盆栽テラスからスマートフォンで誕生日を入力すると、アンドロメダ座が12パターンのパーソナル演出で浮かび上がる
盆栽テラスからスマートフォンで誕生日を入力すると、アンドロメダ座が12パターンのパーソナル演出で浮かび上がる

盆栽庭園では下からのプロジェクションマッピングで盆栽の陰影を強調し、腰を下ろして見上げたくなるような演出を実施
盆栽庭園では下からのプロジェクションマッピングで盆栽の陰影を強調し、腰を下ろして見上げたくなるような演出を実施

来館者が二次元コードを読み取り誕生日を入力するとプロジェクターと音響、照明が連動しパーソナル演出が開始される
来館者が二次元コードを読み取り誕生日を入力するとプロジェクターと音響、照明が連動しパーソナル演出が開始される

ユーザー体験型コンテンツ YOI-iro (盆栽庭園)

さいたま市大宮盆栽美術館

所在地/埼玉県さいたま市北区土呂町
主催/一般社団法人さいたまスポーツコミッション、株式会社ジェイコム埼玉・東日本
共催/さいたま市
実施期間/2023年10月27日~12月10日の金土日祝

主な設備

● 街演出クラウドYOI-en ● ダイナワン ● アーキライン ● DMXスポットライト ● アーキルミナ ● スペースプレーヤー ● コントローラAREAS

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