安井建築設計事務所 東京事務所
「美土代みとしろクリエイティブ特区」

2024年、安井建築設計事務所は千代田区の平河町から、神田美土代町にある築後約60年のオフィスビルに東京事務所を移転し、「美土代クリエイティブ特区」と名付けた。ここは、これまでのオフィスと一線を画した、個性やクリエイティビティを存分に発揮できるような空間。社員や訪問者の快適性・心地良さ・集中・コミュニケーション・リラックスといった要素、さらに自主的イベントや活動の推進を重視したオフィスの環境づくりをめざして、WELL認証の取得が計画された。パナソニックは移転の基本設計段階から協力し、WELL認証の要素を基にしたゾーニングを提案。評価項目の「イノベーション」カテゴリーでは、従業員の自主活動である「オフィス自治会」や地域連携の「1階コミュニティスペースでの音楽会開催」など、特徴あるイノベーション項目で加点することにより、築60年を経たビルでありながら、WELLv2認証「ゴールド」を取得した。