約120m²のコミュニケーションゾーン。中央奥に「エアリーソリューション」が設置されている

表情豊かなコミュニケーションのため
「エアリーソリューション」を導入

国内外の企業や人が多様なテーマで幅広く交流し、ビジネスを創発する場として2016年に開設された「3×3 Lab Future」。そのコミュニケーションゾーンに「エアリーソリューション」が導入された。「開設から7年が経過したが、当初主要なテーマだった地域の環境問題に加えて、現在は各地域同士を結びつける地方創生に取り組む活動も行っている」とエコッツェリア協会の専務理事であり、三菱地所株式会社 エリアマネジメント企画部 ユニットリーダーの竹内 和也氏。
「この7年間、ここは多様な人びとがアクセスするプラットフォームとして機能してきた。コロナ禍ではオンライン機能を強化することで、地方との距離感がなくなり、地方の関係人口を増やすための企画イベントや研究会に使われるようになった。『エアリーソリューション』を導入したのは対面の機会が増えた時に、活発で表情豊かなコミュニケーションができることを期待して。さらに、これまで屋外イベントのミストなどに利用してきた北海道滝上町の和ハッカや富良野町のラベンダーなどの香りを加えて、効果を検証していきたい。人は視覚と聴覚だけで会話するのではなく、五感でコミュニケーションしている。そういう意味でもこのシステムは魅力的だ」と語る。

建築設計Report vol.30/2019年8月発行(改訂:2023年7月)
※会社名、役職名などは掲載時のものです。

活発で表情豊かなコミュニケーションを実現する「エアリーソリューション(シーリングタイプ)」。<br>実証実験では、右奥の装置で香りを発生し、ダウンフローとともにルーバーから放出する
活発で表情豊かなコミュニケーションを実現する「エアリーソリューション(シーリングタイプ)」。
実証実験では、右奥の装置で香りを発生し、ダウンフローとともにルーバーから放出する

「エアリーソリューション」に接続された実証実験用のアロマ発生装置「エアリーソリューション」に接続された実証実験用のアロマ発生装置

地方から来られた方のイベントにも利用できる120名収容可能なサロン地方から来られた方のイベントにも利用できる120名収容可能なサロン

3×3 Lab Futureのコンセプト


3×3 Lab Future(さんさんラボ フューチャー)

■エアリーソリューション設置工事

所在地/東京都千代田区大手町

事業主/三菱地所株式会社

運営/エコッツェリア協会
  (一般社団法人大丸有環境共生型まちづくり推進協会)

設備竣工/2023年5月

主な設備

● エアリーソリューション

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