第2名古屋三交ビル
10階の入居者専用ワークラウンジ「KOQU」に設置された、「環境音ソリューション」の天井吊り下げスピーカー
ワーカーのABWに潤いを与える
「KOQU」の「環境音ソリューション」
三交不動産株式会社は2024年6月、複合テナントビル「第2名古屋三交ビル」を開業。東海エリアでは初のCASBEEスマートウェルネスオフィス認証※Sランクを取得。ZEBOriented認証も取得している。当ビルは「環境配慮、働く方の健康」をコンセプトに設計されており、2〜14階がテナントオフィスで、各階にリフレッシュスペースを配置。10階には入居者が利用できる共用スペースとして、ワークラウンジ「KOQU(コキュウ)」が設けられている。ここは「自然とともに働くことで健康に」をコンセプトとした空間で、植栽や緑色のカーペットなどを採用。「環境音ソリューション」が導入され、時間帯に合わせて鳥の声や音楽が流されている。また、当ビルは名古屋市による、都心部を対象として公開空地などの造り方と使い方の基準を一体的に見直しされた「Nagoya まちなかオープンスペース制度」の第1号物件。1階には、高さ約10m、広さ約300m²の大空間「MUQUA(ムクア)」が設けられており、屋内外のオープンスペースは大規模地震が発生した際の一時避難場所として指定される予定。このため、設置されたサイネージには平常時はテナント名が表示されているが、災害時には避難情報などが表示されるように計画されている。
- 一般財団法人住宅・建築SDGs増進センターが行う「CASBEE(自治体版CASBEE 名古屋)」に加えて、「CASBEE ウェルネスオフィス評価認証」に基づく評価認証制度
建築設計Report ワークスペース空間ソリューション事例集/2024年7月発行
※会社名、役職名などは掲載時のものです。
屋内オープンスペース「MUQUA」は災害時の利用も想定されており
オフィスエントランスのサイネージには避難情報などが表示される
「KOQU」に設置された天井吊り下げスピーカー
「MUQUA」のオフィスエントランスに設置されたデジタルサイネージ
広さ約1,011m²の基準階オフィスに設置されたシステム天井用照明器具
窓際に配置されている照明器具の設備プレートに設置された明るさセンサ
第2名古屋三交ビル
■環境音ソリューション導入
所在地/名古屋市中村区名駅
事業主/三交不動産株式会社
設計監理/株式会社竹中工務店
建築工事/株式会社竹中工務店
電気工事/株式会社きんでん
内装工事/株式会社ヴィス
開業/2024年6月
規模/地下1階・地上14階建(延床面積約21,000m²)
主な設備
● 環境音ソリューション ● デジタルサイネージ ● システム天井用照明器具 ● 電設盤