福西電機株式会社 大阪本社

約5mのテーブルをカバーするため、「エアリーソリューション（スクリーンタイプ）」が2台直列配置されている、
床・壁も含めてトータルにリニューアルされた会議室

エレクトロニクス専門商社の福西電機株式会社が、1995年に竣工した本社会議室のリニューアルを計画。改修にあたってパナソニックは、会議室の意匠や機能の向上に加えて、清潔・快適な空気環境を提案した。
会議室のメインテーブルが5mにもおよぶため、テーブル上部に「エアリーソリューション（スクリーンタイプ）」を2台直列配置している。これは、ルーバーのスリットから下方向に流れるダウンフローによって周辺の空気を巻き込み、下方向に均一な気流を発生させることで、発話によって発生したエアロゾルの空中滞留を抑制する。ファンをルーバー端部のボックスに収納し、HEPAフィルターユニットを装備していないため、軽量化による天井吊り下げが実現し、ダクト配置などの空調工事や風量調整も不要。設置にあたっては電気工事のみで既存天井の大規模な改修も必要がないため、最低限の付帯工事で快適な空気環境の提供を可能にする。
同時に、テレビモニタによるペーパーレス会議の実現と可搬型バッテリー「イーブロック」による電源フリー化、さらにカーペットから壁紙までを含めたインテリアデザインを提案することで、快適な会議室空間を創出している。

建築設計Report ワークスペース空間ソリューション事例集/2023年7月発行
※会社名、役職名などは掲載時のものです。