neuro(ニューロ)
天井をスケルトンにして広がりを持たせた明るいカジュアルゾーン。
背後にある「SWiTCH SPOT」が、奥のフォーカスゾーンから移動する際に気持ちを切り替える場所
社員がコンセプトメイキングから
デザイン・設計まで担った新オフィス
2021年3月、当社はデジタルトランスフォーメーション部と物流部のオフィスを「neuro」として一新した。新たな価値を生むためのHUBと定義したオフィスのコンセプトは「デジタルとフィジカルが入り交じり、繋がる空間」。オフィス改革にあたっては、各部署の有志10名がプロジェクトメンバーとなり、他部署を巻き込んで、コンセプトワークからオフィス空間の実証実験までを行った。プロジェクトリーダーの清田 陽子は「自分たちで知恵を出し合って考えるプロセスが大切だと考え、自薦でチームを作った。コロナ禍だからこそオフィスが重要だと考え、『働きやすさ』と『あるべき新価値創造の空間』という2軸を置いて計画し、各部署の協力を得て、デザイン・設計まで落とし込んでいった」と語る。
静かな「フォーカスゾーン」とにぎやかな「カジュアルゾーン」の間には、気持ちを切り替える時に使うリラクゼーションスペース「SWiTCH SPOT」が設けられている。ここでは、たき火を模したオブジェや木製テーブルに加え、アロマと小鳥のさえずりでリラックスを促している。
なお、このオフィスはニューノーマル時代の働き方に関するデータを収集・分析・検証を行う場として機能している。
建築設計Report ワークスペース空間ソリューション事例集/2022年6月発行
※会社名、役職名などは掲載時のものです。
プロジェクトを進めた有志とneuroサロン
集中作業のためのフォーカスゾーン
neuroサロンに設置された個人ブース
フォーカスゾーンの個人ブース
neuroサロンに設置された8面マルチディスプレイ
汐留本社オフィスの状況も映せる遠隔ライブモニタ
森林浴効果・香り・自然音・手触り・木漏れ日などで、
感覚に訴える「SWiTCH SPOT」
neuro(ニューロ)
■オフィス・リノベーション工事
所在地/大阪府門真市門真
事業主/パナソニック株式会社
設計・施工/パナソニックLSエンジニアリング株式会社
竣工/2021年3月
主な設備
● LEDベースライト ● LEDダウンライト ● LEDスポットライト ● LEDペンダント ● SWiTCH SPOT ● モニタ ● スペースプレーヤー