表通りからワークプレイスのコンセプトが見えるショウルーム機能

人・情報・自然を“感じ”ながら“働く”ことができる
「感働ワークプレイス」

パナソニックEWネットワークスでは、従業員意識調査結果から得られた組織課題を解決するため、Humanyze社による組織ネットワーク分析を用い、部門間コミュニケーション密度と生産性の相関分析を実施。これを根拠にオフィス改修後の組織配置が決定され、働き方を変えるオフィスの在り方が検討された。
改修にあたっては、効率性だけでなく、Well-beingとABWの観点から快適さも両立させたワークプレイスを追求。上下間や部門間の壁を越えて語らいやすいパントリーや、気軽に打ち合わせできるミーティングスペースを多数配置。
労働時間改善のためには、仕事に集中するスペースとリラックススペースを創り、リラックススペースでは植栽と優しい風と香りによる自然の再現と、ストレス緩和が試みられている。また、最新の位置情報システムにより社員の位置を携帯端末で把握し、フリーアドレス運用にも対応するとともに、人の移動や動線も分析。多彩なアイデアや仕掛けにより、イノベーティブな組織へ変革を促すワークプレイスを創出し、その効果を分析評価している。ここで獲得した設計・施工・運用ノウハウを生かした、ワークプレイスのビジネス提案も進行中である。 なお、このオフィスはショウルームとしての機能も備えており、オフィスツアーを実施している。

  • 米国ボストンに本社を構えるソフトウェア会社で組織ネットワーク分析により従業員の生産性や職場環境改善を支援している

建築設計Report vol.34/2020年8月発行(改訂:2022年6月)

壁3面に四季折々の映像を映し出すリチャージスポット

天窓照明とスペースプレーヤーの映像でリラックス空間を創り出している受付

エアリーウォール(左背後)から面の風がそよぐ、リラクシングスペースエアリーウォール(左背後)から面の風がそよぐ、リラクシングスペース

「空間見える化ソリューション」のサイネージが設けられた執務室「空間見える化ソリューション」のサイネージが設けられた執務室

フロアの中心にはコーヒー片手に会話ができるパントリーを配置フロアの中心にはコーヒー片手に会話ができるパントリーを配置

集中ブースでは空気質制御器が気流と香りで作業効率アップをサポート

ランチや打合せに利用し、展示会やセミナーにも
利用可能な多目的スペース

個人用キャビン(写真左)には温湿度センサやCO₂センサを設置個人用キャビン(写真左)には温湿度センサやCO₂センサを設置

AI機能を搭載したネットワークカメラ
AI機能を搭載したネットワークカメラ

「空間見える化ソリューション」の概念図とアプリケーション画面


パナソニックEWネットワークス OFFICE SHOW ROOM

■ライブオフィス化リノベーション
所在地/東京都港区東新橋
施主/パナソニックEWネットワークス株式会社
設計・施工/パナソニックEWネットワークス株式会社
竣工/2020年6月(1期), 2022年3月(2期)

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主な設備

● 空間見える化ソリューション ● 位置情報ソリューション「POSITUS」 ● 高速無線LANネットワーク ● 入退室管理システム eX-SG ● スピーカー付ダウンライト ● 顔認証 入退セキュリティシステム「KPAS」 ● 彩光色照明 ● スペースプレーヤー ● 無線調光シリーズ「WiLIA」

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