パナソニック東京汐留ビル 執務フロア
フロアの中央に設けられたグループアドレスエリア。左には個人ワークエリア、右にはミーティングエリアが配されている
アクティビティごとに最適な環境で
働きやすさを促進する執務フロア
働き方改革を進めるパナソニック株式会社 エレクトリックワークス社は、Well-beingの実現と働きやすく、安全・安心な環境を創出するため、パナソニック東京汐留ビルの営業部門中枢的フロアを改修。エリアを大きく3つに分け、それぞれに最適な環境づくりを実施した。
フロアの中心となるグループアドレスエリアでは、グループ単位でエリアを設け各自がその中で好きな席に座る。開放的な吹き抜け部は、出社人数がグループアドレスエリアの座席数をオーバーした場合や、一人で集中したい作業にも対応できる個人ワークエリアに。吹き抜け部の反対側の窓際は打ち合せやWeb会議に対応できるミーティングエリアとした。また、ワーカーが快適に働く空間を実現するために、清潔な空気循環をつくり出す「エアリーソリューション」や、リラックス効果を高める演出の「SWiTCH SPOT」を設置。AIネットワークカメラを活用した混雑度の見える化によって、ワーカーが自由に働く場所を選べるなど、身体だけでなく精神的にも良好な状態で働ける環境づくりをめざした。なお、本ビルは2022年2月、美術館やショウルームなどの集客施設を含むオフィスビルとして、感染症や災害などへの対策に特化した認証であるWELL Health-Safety Rating(WHSR)を取得した。
建築設計Report ワークスペース空間ソリューション事例集/2022年6月発行(改訂:2023年7月)
※会社名、役職名などは掲載時のものです。
エリア利用状況を可視化する「空間見える化ソリューション」
天井のルーバーから流れる気流で清潔な空気環境をつくり出す
「エアリーソリューション」
リラックス、リチャージ、コミュニケーションで
脳の切り替えを促す「SWiTCH SPOT」
個人用ブースやソロワーク用カウンターが並ぶ2層吹き抜けの個人ワークエリア
ちょっとした会議や打合せに対応したミーティングエリア
天井にAVシステムスピーカーを配置した大会議室
エリア図
執務フロア
■オフィス・リノベーション工事
所在地/東京都港区東新橋
事業主/パナソニック株式会社
内装工事/パナソニックEWエンジニアリング株式会社
竣工/2022年3月
主な設備
● 空間見える化ソリューション ● エアリーソリューション ● イーブロック ● SWiTCH SPOT ● フレキシブルゾーニングソリューション ● AVソリューション ● 次亜塩素酸 空間除菌脱臭機 「ジアイーノ」 ● スポットライト型ナノイーX発生機