イベントにも利用できる「OCEAN/co-creation」エリアは、フレキシブルに共創空間をつくるSHIOMERの象徴的空間

新時代の「潮目」をともに創る
共創型の新R&D拠点を開設

パナソニック株式会社 エレクトリックワークス社は、顧客企業やパートナー企業との「共創」により、新しい価値やソリューションを生み出すとともに、ソフトウェア技術者の採用活動の強化をめざし、新R&D拠点「SHIOMER(シオメル)」を2024年12月に開設した。ここでは、人脈や情報を集積する「ネットワーキング」、新事業に欠かせない「顧客企業やパートナー企業との連携」、多様な社会課題や問題意識への「ビジョンを共有する企業との協働」という、3タイプの「共創」に取り組む。
新拠点では、まだ世に出ていない技術をソリューションの形にして発信。照明と空調のゾーニング制御や音環境の連携制御、局所的な温熱環境改善、照明演出など、エネルギー利用の高効率化とWell-Beingな働き方を両立するソリューションを提供。また、各個人のワーク環境や出社状況に応じた省エネ制御、人流制御など、提供価値をリアルタイムに検証することで、スピーディーな事業化も検討する。異なる分野の多様な人たちとの共創を、異なる潮が集まり、混ざり合い、豊かな海を形成する潮目にたとえて「SHIOMER」と名付けた空間は、「みんなで創る、次の潮目」をコンセプトに、ともに潮目を読み、産み、変える拠点となると期待されている。

建築設計Report vol.53/2025年5月発行
※会社名、役職名などは掲載時のものです。

エントランスでは天窓Visionや照明・香りの演出で来訪者を迎え、社員は顔認証システムで入室するエントランスでは天窓Visionや照明・香りの演出で来訪者を迎え、社員は顔認証システムで入室する

五感を刺激する心地良い空間「センサリールーム」五感を刺激する心地良い空間「センサリールーム」

マグネットスペースのカウンターに配置された次世代照明「ランターナ」
マグネットスペースのカウンターに配置された次世代照明「ランターナ」

緑に囲まれ海を望むリフレッシュエリア「CAPE/chill」
緑に囲まれ海を望むリフレッシュエリア「CAPE/chill」

集中エリアではオープンとクローズドの空間を設け、ワーカーは自分に合った作業環境を選択できる
集中エリアではオープンとクローズドの空間を設け、ワーカーは自分に合った作業環境を選択できる

片面をガラスパーティションにした開放的なミーティングルーム
片面をガラスパーティションにした開放的なミーティングルーム

WEB会議の声が漏れない「SOLO BASE」
WEB会議の声が漏れない「SOLO BASE」

天井の電源ダクトレールに容易にアクセスできるキッティングエリア「DECK/development」
天井の電源ダクトレールに容易にアクセスできるキッティングエリア「DECK/development」

SHIOMER(シオメル)

所在地/東京都港区芝浦(田町ステーションタワーN 21階)
事業主/パナソニック株式会社 エレクトリックワークス社
オフィスデザイン/株式会社ロフトワーク
開設/2024年12月
規模/床面積:約870㎡
https://shiomer.com

主な設備

● LED照明器具 ● 照明制御システム ● 環境音ソリューション ● スポット気流 ● ランターナ ● SOLO BASE ● ネットワークカメラ ● センサリールーム


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