コラボレーションエリア(左)とセミナールーム(右)を仕切る書棚横と、ミーティングエリアに面した壁(右奥)に、
プランターに埋め込まれた「環境音ソリューション」が設置され、音楽や自然を感じさせる音が流れている

面談業務のプライバシーを守るため
複数の「環境音ソリューション」を導入

パナソニックの新社屋Panasonic XC KADOMAが2023年1月に竣工。地上7階建、延床面積約24,421m2の空間には、グループ会社だけではなく郵便局も入居している。この2階に入居したのがパナソニックオペレーショナルエクセレンス株式会社のリクルート&キャリアクリエイトセンター。ここはパナソニックグループの人材を採用と転身の双方からサポートする拠点で、多くの就職希望者や社員が面談に訪れる。オフィス移転にあたっては、ソロワークエリアの充実や防音設備など、多様な働き方に対応できるオフィス環境がめざされ、人とつながるコミュニケーションスペースの拡充が求められた。特に防音に対してはプライバシー保護の観点から重点項目とされ、WEB会議に対応する「SOLO BASE」と、「環境音ソリューション」が採用されている。
キャリアクリエイト部 事業推進課 主務 別府美歩さんは「業務上、面談が多いので、6つの会議室を設けた。また、交流機能を担うコラボレーションエリアの声をミーティングエリアで目立たなくするために『環境音ソリューション』を導入。Well-Beingなオフィス環境を実現するために、音楽や自然を感じさせる音などを流す手法を採用した。『SOLO BASE』もフル稼働の状態」と語る。

  • 隣の席や周囲の音を聞こえにくくする自然音などを流すことで、周囲の会話を分かりづらくしながら、心地良い空間をつくりだす
  • 建築設計Report ワークスペース空間ソリューション事例集/2024年7月発行
    ※会社名、役職名などは掲載時のものです。

    セミナールームから「SOLO BASE」を望むセミナールームから「SOLO BASE」を望む

    12名収容可能な会議室「MTG-1」栄12名収容可能な会議室「MTG-1」

    WEB放送スタジオ機能も備わった「MTG-4」
    WEB放送スタジオ機能も備わった「MTG-4」

    車いすに配慮して引戸が設けられた「MTG-6」
    車いすに配慮して引戸が設けられた「MTG-6」

    フロアのゾーニングの境界には、植栽型の「環境音ソリューション」を設置
    フロアのゾーニングの境界には、植栽型の「環境音ソリューション」を設置

    空気質に配慮して「エアイー」も設置されている「SOLO BASE」
    空気質に配慮して「エアイー」も設置されている「SOLO BASE」

    エリア図

    オフィス

パナソニック オペレーショナルエクセレンス株式会社
リクルート&キャリアクリエイトセンター
(Panasonic XC KADOMA)

所在地/大阪府門真市元町
事業主/パナソニック オペレーショナルエクセレンス株式会社
内装設計/株式会社オフィス・ラボ
内装デザイン/クロップワークス
内装施工/パナソニックEWエンジニアリング株式会社
オフィス移転/2023年8月

主な設備

● 環境音ソリューション ● SOLO BASE ● イーブロック


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