三井ショッピングパーク ららぽーと福岡
9つの多彩な“パーク”を設けて
幅広い世代の出会いと体験を実現
三井不動産株式会社、九州電力株式会社、西日本鉄道株式会社が福岡市青果市場跡地において再開発を進めていた「三井ショッピングパーク ららぽーと福岡」が2022年4月にグランドオープンを迎えた。九州初進出の「ららぽーと」となる当施設のコンセプトは「出会い×体験の広場~“ふれあい”と“つながり”のまちへ~」。出会いを生み出す多彩な“パーク(広場)”をはじめとして、活気あふれた空間を施設随所に創り出し、福岡市の新たな拠点として魅力的なまちづくりへの貢献をめざす。
旧青果市場の記憶を継承するため、九州・福岡発の多彩な食の魅力を発信するフードマルシェやレストランゾーン、フードコートを擁し、店舗数は222店に及ぶ。さらに、新しい体験に出会い、遊びもくつろぎも満喫できる9つの多彩な“パーク”を屋内外に配置。5階のフットボールパークには九州初となる「MIFA※ Football Park 福岡」、4階には200m陸上トラックを設けるなど、リアル空間だからこそ体験できるスポーツの魅力発信に取り組む。誰もが健康になるとともに、世代を超えて人と人がふれあい、つながり、「感動」という体験価値を共有できる施設を提供するとともに、福岡の新たなランドマークとなり、長く青果市場のにぎわいを継承していくことが期待されている。
- Music Interact Football for All:音楽とフットボールを通じてさまざまなコミュニケーションを創造する団体
建築設計Report vol.43/2022年11月発行
※会社名、役職名などは取材時のものです。
200m陸上トラックは、来店客以外にも近隣中学校の部活動や企業など多彩に利用されている
MIFAが運営するフットボールパークに設置された投光器
温かみのある光色のダウンライトと建築化照明が採用された3層吹き抜けの中央ホール
5層吹き抜けのエスカレーターホールを見上げる
旧青果市場を継承する1階フードマルシェに設置されたダウンライト
九州最大級(約1,450席)の3階フードコートでは間接照明が吹き抜け中央の天井照明と連続する
1階オーバルパーク エントランスに設置された建築化照明とダウンライト
カラフルなペンダントが採用された誰もが休憩できるLounge petit
フォレストパークに設置された街路灯
フラワーパークにある大階段の花壇を彩る庭園灯
施設内パーク配置図
三井ショッピングパーク ららぽーと福岡
所在地/福岡県福岡市博多区那珂
事業主/博多那珂6開発特定目的会社
運営管理/三井不動産商業マネジメント株式会社
設計/株式会社竹中工務店
施工/竹中・南海辰村・西鉄建設・小林・坂下 建設共同企業体(モール棟)、大和リース株式会社(立体駐車場)
デザイン/ノンスケール株式会社(外装)、株式会社スタジオゲンクマガイ(ランドスケープ)、株式会社丹青社(内装環境)
グランドオープン/2022年4月
主な設備
● LEDダウンライト ● LEDペンダント ● LED投光器 ● LEDスポットライト ● LEDモールライト ● LED建築化照明 ● 無線調光・調色システム ● 入退室管理システム ● ネットワークカメラ ● 非常放送装置