天保山大橋 橋梁ライトアップ
万博イメージカラーでライトアップされた、高さ約150mの主塔を備えた斜張橋「天保山大橋」
夜間景観の演出による地域のにぎわいと
新しい価値観創出を目的としたライトアップ
天保山大橋は大阪港の表玄関である安治川を横断する全長640mの斜張橋。ライトアップ設備は「大阪港のシンボル」をコンセプトに阪神高速道路の構造物を観光資源として開発するために整備された。フルカラーLED照明によるライトアップの実施により、構造美を活かした季節ごとの演出や、大阪・関西万博をイメージした特別な演出を行い、周辺地域に新しい価値を創造している。通常時は季節ごとに設定された「水彩カラー」を基調とし、春は桜色、夏は水色、秋はゴールド、冬は電球色とした自然や季節の変化を表現している。大阪・関西万博の期間中は、万博をイメージした「青・赤・白」の3色でライトアップし、万博が終了するまでの間、毎晩水辺を鮮やかに彩る。
建築設計Report vol.54/2025年8月発行
※会社名、役職名などは掲載時のものです。

季節ごとのコンセプトに基づいた色(季節カラー)と白色が10分間ごとに切り替わる

全景 斜張橋の構造美を活かしたライトアップ
天保山大橋 橋梁ライトアップ

■ライトアップ設置
所在地/大阪府大阪市港区・此花区
事業主/阪神高速道路株式会社
照明デザイン/株式会社LEM空間工房
電気工事/株式会社クリハラント
点灯開始/2024年12月
主な設備
● RGBライトアップ投光器

