伝統芸能からコンサート、パーティまで、多目的に利用できるように調光タイプのLEDダウンライトが設けられている

福井市の賑わいと交流の機能を担う能楽堂を擁した多目的ホール

コンパクトシティ整備に欠かせない公共交通の総合拠点として、JR北陸本線「福井駅」西口にLRT駅とバスターミナルが再整備され、福井駅周辺土地区画整理事業による公共施設整備と街区再編が行われた。これにより、2018年に開催される福井国体や北陸新幹線開業で訪れる観光客を迎える役割も期待される。その中核となるのが福井駅西口中央地区に建設された、地上21階・地下2階建て、88戸の集合住宅と商業施設、ホールなどから形成される複合施設「ハピリン」。その3階に設けられた最大432席の多目的ホール「ハピリンホール」は、伝統芸能やコンサート、ピアノ発表会、講演会など、市民が文化を発信する場所として位置づけられている。特徴は、福井市民福祉会館から移築された築後40年以上を経る能舞台。能舞台利用による伝統芸能、ステージ利用による式典・講演会・発表会、フロア利用によるパーティ、ワークショップなどイベント内容に応じて多彩な利用が可能となっている。客席天井にはLEDダウンライトを配置し、舞台照明設備と合わせて調光制御。市民利用に配慮して、多彩な演出機能が利用しやすい記憶調光操作卓「パステルプレノ」が照明・音響調整室とフロアに配置されている

  • LRT:Light Rail Transit(次世代型路面電車システム)

建築設計Report vol.21/2017年5月発行

伝統芸能だけでなくコンサートなどにも利用されている能舞台

壁面収納型シートで多彩なレイアウトに対応

照明・音響調整室に設置された「パステルプレノ」


バックヤードに設置された調光盤

セーレンプラネット(ハピリン5階)


ハピリンホール

福井駅西口再開発ビル「ハピリン」

所在地/福井県福井市中央1丁目(ハピリン内)
施行者/福井駅西口中央地区市街地再開発組合
設計・監理・事業コンサルタント/株式会社アール・アイ・エー
施工者及び設計協力/株式会社竹中工務店
指定管理者/まちづくり福井株式会社
オープン/2016年4月

主な設備

● LEDダウンライト ● 舞台照明設備 ● 記憶調光操作卓「パステルプレノ」