大曲市民センターに設置したテレビ会議システム端末(双方向HD-COM)で他の市民センターなどを多拠点接続。
コミュニケーションサービスによりコミュニティ形成を支援する

沿岸津波監視システムを高度化し復興まちづくりのICT基盤に活用

東松島市は復興まちづくりの拠点として市民センターの整備を行った。高台移転エリアでは異なる仮設住宅から転居した住民が多く、その他の被災エリアでも震災を機に転居した住民が多く、今後のコミュニティ形成への課題となっている。このため、市民センターを地域住民がより一層集まりやすい拠点とするとともに、各市民センター間で相互連携を図る基盤整備が求められていた。この課題を解決するため、各市民センターにWi-Fiの屋内アクセスポイントを設置して無線通信環境を整備するとともに、各センターおよび市役所間は沿岸津波監視システムで構築した無線ネットワーク(5G無線リンク)を活用し、基地局も増設。これによりテレビ会議も可能なICTインフラが構築された。
このインフラを利用して、市民センターなどではスマホやタブレットでインターネットアクセスが可能になり、地域住民がより一層集まりやすい拠点に。また、映像と音声で市役所や各市民センターなど複数拠点をつなぐコミュニケーションサービスを提供し、地域を結んだ活動やライブビューイングとしても利用が可能になる。さらに、Wi-Fi環境を利用した、お年寄りの見守りサービスも実施されている。

建築設計Report vol.24/2018年2月発行(改定:2020年2月)
※会社名、役職名などは掲載時のものです。


基地局アンテナ(写真左)を備えた大曲市民センター

高台に開発された野蒜ケ丘の野蒜市民センター

野蒜市民センターのテレビ会議システム端末

Wi-Fiでインターネット接続

Wi-Fi屋内アクセスポイント

市役所などからの情報も表示

沿岸津波監視システムの機能を強化した浜市中継局

無線通信アクセスポイント

東松島市復興まちづくりICT基盤

所在地/宮城県東松島市
施主/東松島市
施工/パナソニック システムソリューションズ ジャパン株式会社
竣工/2017年3月

主な設備

● 情報通信端末 ● 双方向HD-COM端末 ● 基地局設備 ● 中継局設備 ● 屋内アクセスポイント

東北復興ソリューション