消費電力の少ないLED器具に一新された図書館の照明設備

ネット・ゼロ・エネルギーシティをめざしたスマートコミュニティの試み

東日本三景「松島」の東端「奥松島」があり、ブルーインパルスの基地としても知られる東松島市。
この地も東日本大震災の津波により甚大な被害を受け、市街地の65%が浸水した。2011年12月には「東松島市復興まちづくり計画」、2012年には「東松島市地域エネルギービジョン」を策定。ネット・ゼロ・エネルギーシティの実現に向けたグランドデザインが描かれた。
今回の事業目的は、本庁舎をはじめとした公共施設における平常時の電力計測と電力消費量の削減。このため、本庁舎、鳴瀬庁舎、東松島市コミュニティセンター、東松島市図書館、小中学校(9校)に電力計測装置を設置して各施設ごとの消費電力を計測。既設イントラネットによって接続された市役所本庁舎のEMSサーバで全13施設のエネルギーを管理する。また、電力使用量の『見える化』とともに、エネルギーの最適化を図るために4施設に照明制御システムも導入。各施設の照明をLED化することで消費電力の大幅な削減を図る。また、人感センサや照度センサを用いて照明制御、さらに電力使用量が逼迫した時には警報メールを発信することで省エネ活動を促すなど、きめ細かな省エネ対応もなされている。

建築設計Report vol.20/2017年2月発行
※会社名、役職名などは掲載時のものです。

本庁舎エントランスに設置されたサイネージ

LED化された本庁舎執務室の照明

コミュニティセンターの多目的ホール照明もLED化

小中学校は職員室の照明をLED化


施設の節電状況や時間別の電力消費量を『見える化』


本庁舎の照明制御盤

宮城県東松島市スマートコミュニティ

■公共施設電力管理システム等導入事業
所在地/宮城県東松島市
事業主/東松島市
施工/パナソニックシステムネットワークス株式会社
竣工/2016年3月

主な設備

● EMSサーバ ● スイッチングハブ ● 電力計測器 ● デマンドコントローラ ● エネルギー見える化システム ● LED照明器具 ● 照明制御盤 ● 人感センサ ● セパレートセルコン

東北復興ソリューション