基本照明に加えて入口照明を100%点灯した状態。トンネル進入時に目が暗さに順応することを助ける

軽量アルミ製LED照明で安全性と省エネ・省メンテナンスを実現

宮城県仙台市青葉区を東西に横断する国道48号仙台西道路は自動車専用道路。その青葉山トンネル下り線のトンネル照明に、パナソニックのスリム型LEDトンネル照明器具が採用された。現在、全国でトンネル照明のLED化が進んでいる。その理由として照明環境の改善、消費電力削減や交通規制が必要なランプメンテナンスの減少に加え、高効率照明器具に取り替えることで器具灯数を削減し、トンネル構造への荷重負荷を低減することも挙げられている。
今回の青葉山トンネル下り線では、既存の蛍光灯と高圧ナトリウム灯のトンネル照明器具をアルミ製のスリム形LEDトンネル照明に一新。従来のステンレス製と比較して照明器具の重量を約65%軽量化。施工時の負担を軽減し作業性を大幅に向上させるとともに、トンネル構造への重量負荷を低減している。
基本照明は時間帯により3段階の調光制御を行い、交通量が少ない夜間や深夜の消費電力を削減するよう配慮されている。また、トンネル入口部には、基本照明に加えて高出力の入口照明を設置。この器具は外光センサと連動した4段階の点滅制御により、ドライバーに不安を与えない視環境と省電力を両立させている。

建築設計Report vol.24/2018年2月発行
※会社名、役職名などは掲載時のものです。

50%に減灯制御した入口照明


点滅制御で入口部の照るさを確保する入口照明器具


トンネルのベースとなる明るさを確保する基本照明

仙台西道路青葉山トンネル(下り線)

■トンネル照明設備リニューアル工事
所在地/宮城県仙台市青葉区
事業主/東北地方整備局 仙台河川国道事務所
設計/東北地方整備局 仙台河川国道事務所
施工/新生テクノス株式会社
竣工/2017年6月

主な設備

● スリム型LEDトンネル照明器具

東北復興ソリューション