径間距離と実用径間
径間距離と実用径間の関係
実用径間>径間距離(電柱~スッキリポールの距離)
径間距離とは、電柱からスッキリポールまでの距離を示します。
実用径間は電柱からスッキリポールまでの最長径間距離を表しています。
架空引込線によりポールに加わる張力が許容荷重以下になるように実用径間を設定しています。実用径間は、スッキリポールの品番毎に設定され、引込線の種類や数によって、距離が異なります。
スッキリポールを設定する際は、設置場所の径間距離がスッキリポールの実用径間の範囲内であることをご確認ください
径間距離が実用径間以上必要な場合は、主幹容量のランクを上げてポールをご選定ください。
品種別実用径間表を確認する
●各風圧荷重について(電気設備の技術基準の解釈第58条 解説より)
【甲種風圧荷重】
高温季(夏から秋にかけての季節)において風速40m/sの風があるものと仮定した場合に生ずる荷重
【乙種風圧荷重】
氷雪の多い地方における低温季(冬から春にかけて一般的に強風はない季節)において架渉線に氷雪が附着した状態で、甲種風圧荷重の1/2の風圧(約28m/s)を受けるものと仮定した場合に生ずる荷重
【丙種風圧荷重】
氷雪の多くない地方における低温や人家が多く連なっている場所(一般的に風速は減少する)等において、甲種の場合の1/2の風圧(約28m/s)を受けるものと仮定した場合に生ずる荷重(中略)氷雪の多い地方というのは、その地方の地方気象台の記録により判断すべきであるが、大体の目安としては、従来から北海道、青森県、秋田県、山形県、岩手県、宮城県、福島県、新潟県、長野県、富山県、石川県、福井県、岐阜県北部、滋賀県北部、京都府北部、兵庫県北部、鳥取県、島根県及びその他土地が高く寒気が厳しい地方並びに栃木県、群馬県、茨城県、東京都、神奈川県、山梨県等電線に氷雪のつきやすい地方を対象に考えている。