構成と標準施工図
スッキリポールの構成と部品名称(電灯・電話・情報またはCATV用の例)
施工上のご注意
- ●スッキリポールは内線規程に基づいて施工してください。
- ●スッキリポールは電線管ではありませんので、ポール内の配線は必ずケーブルをご使用ください。
- ●スッキリポールは内線規程2205節による丙種風圧荷重専用引込小柱ですので他の用途(例えば道路灯・門柱・電柱など)には使用しないでください。
- ●引込線が道路を横断する場合は、架空引込線の高さが必ず地上5m以上になるようにしてください。(道路を横断しない場合は4m以上)
- ●スッキリポールへの引込線は内線規程に基づき、道路、建物など他物から確実に離隔してください。
- ●配電柱との径間は「スッキリポールの引込線の選定と実用径間」表の実用径間内としてください。
- ●スッキリボックス内に雨が入らないように、スッキリボックスとポールの間の引込口パッキンは確実に納まるように施工してください。
- ●建柱時、ポール内部に根巻き用コンクリートが入らないように保護用埋込配管引き出し穴を全箇所、テープなどでしっかり養生してください。
- ●仮建柱時、荒土を埋め戻す際は、雨水が長期にわたり残存しないようにポール下面の水はけを良くしてください。
- ●キズは腐食の原因となりますので、補修塗料などで防錆処理をしてください。
- ●動物などの排泄物が付着することが考えられる場合は、地際部に補修塗料・防食テープなどで予防処置してください。
- ●ポールの実用径間(配電柱~引込小柱の距離)は、DV架空引込電線の弛度(たるみ)3%を基準として計算した値です。弛度が小さくなりますと、張力が増加し、径間距離も極端に短くなりますのでご注意ください。
- ●実用径間内でも、引込支持線(ケーブルちょう架用線など)を強く引っ張りますとポールが曲がるおそれがあります。ポール選定時に許容荷重値をご参照ください。
- ●架空引込線の引留フックを支線引留金具と共用しないでください。
- ●施工の際はGL表示より上の包装紙を付けたまま工事をしていただくと傷防止に効果があります。
- ●テレビおよび電話などの弱電線は強電線と直接触れないように施工してください。
- ●カラースッキリポールおよびスッキリボックスは、落下など強い衝撃を加えると表面に傷がつき、錆の原因となりますので、丁寧に扱ってください。
錆の補修方法
①スッキリポール
深い傷のある場合は錆をよく取りのぞき、ジンク塗料(市販品)で補修してから、自動車などの修理用パテ(市販品)をつめ、表面が乾くのを待ってペーパーで平らにしてください。次に補修塗料(品番:DDF540S・W・A)で補修してください。②スッキリボックス
錆をよく取りのぞき、補修塗料(品番:DDF540S、DDF541W・A)で補修してください。
標準施工図
内線規程2205節(JEAC 8001-2005)
資料2-2-3引込小柱などの標準施工図例
〈鋼管柱で管内にケーブルを引入れて施設し、引込小柱などから建造物までの部分を地中に埋設して施設する場合。〉
- 〔備考1〕※1のケーブルの埋設深さ等施設方法については、2400-1(地中電線路の埋設方式)を参照のこと。
- 〔備考2〕※2は、ボックスを取り付ける場合の図例を示す。
- 〔備考3〕※3のコンクリート根巻は水がたまらないように地際の部分を多少盛り上げることが望ましい。
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