自宅にEV充電設備を設置するメリットとは?費用・工事内容・おすすめ設備をわかりやすく解説
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電気自動車(EV)を購入したら、次に考えるべきはおうち充電設備の設置です。おうち充電には、ガソリンスタンドに行く手間が不要になる、夜間の安い電力で充電できる、バッテリーに優しい緩やかな充電が可能など、多くのメリットがあります。しかし、「どこに設置すればいいの?」「工事費用はいくらかかる?」「どのタイミングで依頼すべき?」といった疑問を抱える方も多いでしょう。
本記事では、EV充電設備施工の専門家である株式会社エレコンの実績をもとに、おうち充電設備のメリットから施工の実態、費用、最適なタイミングなどを解説します。
自宅にEV充電設備を設置する5つのメリット
自宅にEV充電設備を設置することで、EVライフの利便性が飛躍的に向上します。外部の充電スタンドに依存する必要がなくなり、日常生活の中でストレスフリーな充電環境を実現できるでしょう。
ここでは、おうち充電設備を設置する5つの主要なメリットを詳しく解説します。
メリット1:ガソリンスタンドに行く時間が不要になる
おうち充電の最大のメリットは時間の効率化です。ガソリンスタンドに行って並び、給油して帰ってくるという一連の作業が完全に不要になります。
夜間や休日など車を使わない時間帯に自動で充電できるため、日常生活の中で充電のために時間を割く必要がありません。平日の朝は忙しく、ガソリンスタンドに立ち寄る時間がない方や、週末にガソリンスタンドが混雑し長い待ち時間にストレスを感じている方にとって、これは大きなメリットといえるでしょう。
自宅で夜間に充電しておけば、朝起きたときには満充電の状態で1日をスタートできます。給油のために遠回りしたり、予定を変更したりする必要がなくなるため、時間を有効利用できます。
メリット2:夜間の安い電力で充電コストを削減
自宅で充電する場合、夜間電力の安い時間帯に充電することで電気代を大幅に削減できます。ガソリン代と比較しても、夜間電力を利用すれば燃料費を大幅に抑えられる場合も多い傾向です。
特に時間帯別料金プランと組み合わせることで、ランニングコストの優位性がさらに高まります。パナソニックの「おうちEV充電サービス」では、スマホアプリで充電スケジュールを自動化し、割安な時間帯に充電設定ができるため、電気代をお得にできます。
メリット3:バッテリーに優しい緩やかな充電が可能
自宅での3kW充電は、急速充電と比較してバッテリーへの負担が少ない傾向です。緩やかに充電することでバッテリーの劣化を抑え、長期的にEVを使用するうえで有利となります。
毎日の通勤などで走行距離が一定の範囲内であれば、3kW充電で十分な航続距離の確保が可能です。急速充電は便利ですが、頻繁に使用するとバッテリーの寿命が短くなる可能性があります。自宅で緩やかに充電することで、バッテリーの健康状態を長期間維持できるのです。
3kW充電なら1時間で約20km相当の走行距離分を充電できるため、夜間6時間の充電で約120km走行できます。一般的な通勤距離であれば、毎日のおうち充電だけで十分にカバーできるでしょう。
メリット4:充電待ちのストレスがゼロ
外部の充電スタンドでは、他の電気自動車(EV)ユーザーが使用中で充電待ちが発生することがあります。特に休日や観光地では、充電待ちで30分以上待たされることも珍しくありません。
おうち充電なら専用の充電設備を24時間いつでも使えるため、充電待ちのストレスが完全にゼロに。急いでいるときに充電スタンドが満車で使えない、といった心配もありません。
特に休日や繁忙期に充電スタンドの混雑を気にすることなく、自分のペースで充電できます。充電中に車から離れて家の中で過ごせるため、時間を有効利用できるのも大きなメリットです。
メリット5:資産価値の向上につながる
EV充電設備が設置された住宅は、将来的な資産価値の向上が期待できます。今後電気自動車(EV)の普及が進むにつれて、充電設備の有無が住宅選びの重要な要素となる可能性が高い傾向です。
戸建て住宅を売却する際にも、EV充電設備は大きなアピールポイントになります。特に環境意識の高い購入希望者にとって、EV充電設備が既に設置されている住宅は魅力的です。
新築やリフォームの際にEV充電設備を導入することで、将来的な住宅の付加価値を高めることが可能です。投資として考えても、長期的には有益な選択肢といえるでしょう。
戸建て住宅のEV充電設備における施工の実態
戸建て住宅にEV充電設備を設置する場合、どのような設備が選ばれているのか、どこに設置されているのか、どのような工事が必要なのかを知っておくことは重要です。ここでは、実際の施工事例をもとに、戸建て住宅のEV充電設備施工の実態を解説します。
3kWと6kWの違い
家庭用EV充電設備には3kWと6kWの2種類がありますが、一般的な戸建て住宅では3kWのEVコンセントの需要が高い傾向です。車種によりますが、3kW充電1時間で約20km相当の走行距離分を充電できるため、夜間6時間の充電で約120km走行できます。
一日の走行距離としては十分な方が多く、6kW充電は充電時間を短縮したい、余裕を持って充電を完了させたいという要望でお選びいただいています。例えば、通勤で片道30km程度であれば、往復60kmとなり、3kW充電で十分にカバー可能です。
6kW充電は3kW充電の2倍の速度で充電できますが、電気契約の容量アップが必要になる場合が多く、初期費用やランニングコストが高くなる傾向にあります。日常使いであれば3kW充電で十分ですが、週末に長距離ドライブをする機会が多い方や、複数の電気自動車(EV)を所有している方は6kW充電を検討する価値があります。
設置場所は壁面が8割
戸建て住宅では住宅の外壁に取り付ける壁面設置が8割を占めます。実際の施工例では、住宅1階の駐車場横の外壁に設置する場合が多い傾向です。
例えば、洗面脱衣所に設置されている分電盤から新しく電線を配線し、お風呂の天井を通して外壁に穴をあけて設置場所まで電線を持ってきます。壁面設置は見た目もすっきりしており、駐車スペースの邪魔にならない点がメリットです。
その他にポールやフェンスへの設置もありますが、戸建てではほとんどが壁面設置となっています。ポール設置は駐車場が住宅から離れている場合や、外壁に設置できない特殊な構造の場合に選ばれることが多い傾向です。
外壁への穴あけ工事の防水処理とコーキング
外壁に穴をあけると聞くと不安になる方も多いですが、防水処理は必須でありコーキングと呼ばれる防水措置をしっかりと施しています。美観にも配慮するため、住宅外壁に近い色味のボックスを使って施工します。
専門の施工会社であれば、防水性能を確保しながら美しい仕上がりを実現可能です。コーキング材は弾力性があり、建物の微細な動きにも追従して防水性能を維持します。
分電盤の専用回路とブレーカー交換が必要
EVコンセントを新規で設置するためには、分電盤の中のブレーカーを取り換える必要があります。EV充電設備は専用回路が必要かつ、漏電ブレーカーと呼ばれるブレーカーの設置を標準にしているため、多くのお客様は回路の増設、ブレーカーの交換が発生します。
分電盤の200Vと書いてあるブレーカーからEVコンセントへEV専用の回路を配線する形です。専用回路を設けることで、EV充電時に他の家電製品に影響を与えないようにします。
コンクリート駐車場や離れた場所への施工も可能
戸建て住宅の駐車場環境は多様です。コンクリートで舗装された駐車場や、住宅から離れた場所にある駐車場など、様々な条件下でもEV充電設備の設置は可能です。ここでは、特殊な条件下での施工方法を解説します。
コンクリート駐車場への設置方法と費用
1階全体が駐車場になっている場合では、多くがコンクリートの壁への取り付けとなります。現場仕上げ次第ですが、コンクリートの場合、掘削埋設費用は1m当たり5,000~1万円程度からです。
地面がアスファルトや土の場合は価格も応じて安くなります。コンクリートの掘削は専用の工具が必要で、作業時間もかかるため費用が高めになりますが、一度施工すれば非常に耐久性が高く、長期間安心して使用できます。
壁の裏側から配線を持ってくる工夫
壁面設置の場合、壁の裏側から配線を持ってくる工法もあります。これにより地面を掘削せずに美しい仕上がりを実現できます。
地面に伸びているもう一本の管にはアースが入っており、EV充電はアースを取らないと正常に稼働しないため必須の工事です。アースは感電防止や漏電対策のために重要な役割を果たします。
施工できない工事:住宅の基礎や耐震性に関わる穴あけ
住宅の基礎に関わる箇所への穴あけなど、耐震性能に大きく関わるような要望はお断りせざるを得ません。それ以外であれば、要望の工事を叶えられるよう提案しています。
コンクリートの敷かれた駐車場や住宅から少し離れた駐車場への設置も承っています。専門の施工会社であれば、建物の構造を理解したうえで、安全性を確保しながら最適な施工方法の提案が可能です。
EV充電設備の施工依頼|申込方法と最適なタイミング
EV充電設備の施工を依頼する際、どのように申し込めばいいのか、どのタイミングがベストなのかを知っておくことで、スムーズに工事を進められます。ここでは、施工依頼の方法と最適なタイミングについて解説します。
Web申込が7~8割で気軽に相談できる
施工会社への申し込みは、Web経由が圧倒的に多く7~8割を占めます。
Web申込なら24時間いつでも相談でき、手間がかからないのが大きなメリットです。フォームに必要事項を入力するだけで、後日施工会社から連絡が来るという流れがスムーズです。
納車1~2ヶ月前の申込が理想的
EV充電設備の設置を申し込むべきベストなタイミングは、納車から1~2ヶ月前です。エレコンの場合、下見から工事の流れをスムーズに行っており、EVコンセントなら最短工事も可能です。
ただし、余剰電力不足による電気契約変更や電柱からの電線張り替え工事などのイレギュラーもあるため、余裕を持った施工工程を組むことをおすすめします。特に繁忙期(3~4月の引っ越しシーズン)は、施工会社のスケジュールが埋まりやすいため、早めの申込が安心です。
個人宅の補助金サポートは窓口案内へ
施設系・集合住宅の補助金は代行対応も行っています。個人宅に設置されるものは個人で申請していただくものが多いため、窓口への案内や出荷証明書の取得などをサポートしています。
本来使える補助金が使えなくなる可能性もあるため、設置にかかる費用を事前に確認することが重要です。補助金制度は年度ごとに予算が決まっているため、予算が尽きると受付終了となります。
電気自動車(EV)購入者の特徴
実際に電気自動車(EV)を購入してEV充電設備を設置される方には、いくつかの共通する特徴があります。施工会社の経験から見えてきた電気自動車(EV)購入者の傾向を紹介します。
太陽光発電・蓄電池設置者は節電意識が高い
太陽光発電や蓄電池を設置している方は、もともと節電に興味がある場合が多い傾向です。電気自動車(EV)と太陽光発電を組み合わせることで、自家発電した電力で電気自動車(EV)を充電するという理想的なエコシステムを構築できます。
このような方々は環境意識が高く、先進的な取り組みに積極的です。太陽光発電で余った電力をEV充電に回すことで、電気代をさらに削減できるだけでなく、カーボンニュートラルな生活を実現できます。
土日のみ使用する方は3kW充電の傾向がある
主に土日だけ車に乗る方も多く、このような使用パターンであれば3kW充電で十分です。平日の夜間に充電しておけば、週末の外出に備えて十分な航続距離を確保できます。
通勤に使わないセカンドカーとして電気自動車(EV)を選択される方も増えているため、ファミリーカーはガソリン車、買い物や近距離の移動用に電気自動車(EV)という使い分けをする家庭も多くあります。
地方ではガソリンスタンド不足で軽EV需要がある
地方ではガソリンスタンドが近くにないという理由で軽EVを購入される方もいます。特に主婦層は軽EVを選ぶ傾向があり、日常の買い物や送迎などに利用されています。
ガソリン車と電気自動車(EV)の2台持ちの方の施工を担当する場合もあり、用途に応じた使い分けが進んでいる傾向です。軽EVは価格も比較的手頃で、維持費も安いため、セカンドカーとして人気があります。
電気料金プラン変更は6kW充電で多い
3kWのEVコンセントでは電気料金プラン変更はほとんどありませんが、6kW充電となると契約電力プランの容量を上げられる方が多い傾向です。その場合は、施工会社が電力会社への申請代行も行います。
容量アップには追加費用がかかるため、事前に確認することが重要です。契約アンペア数を上げると基本料金が高くなりますが、6kW充電を快適に使うためには必要な場合があります。
ただし、夜間に充電する場合は他の家電製品との同時使用が少ないため、容量アップが不要な場合もあります。施工会社に現状の電気使用状況を伝えて、適切なアドバイスをもらいましょう。
パナソニック IoT EVコンセント|施工会社が選ぶ最適解
パナソニックのIoT EVコンセントは、他社製品と比べ安価でありながらスマートフォンで管理・監視できる点が評価されています。施工会社の視点から見ても、世の中の充電設備の中で一番良い製品だと評価されています。IoT機能により、外出先からでも充電状況を確認でき、スマホアプリで充電スケジュールを設定できるため、電気代の節約にもつながるのです。
エレコン特別パック:配線15mまで税抜22~23.1万円
エレコンでIoT EVコンセントを施工する場合、費用は税抜22~23.1万円です。これまで配線10mを基本としてきましたが、全国で数多くの工事を行う中で10mでは足りず追加費用が発生する場合が多くありました。
そのため、今回特別に15mまでの配線パックプランを構築し、依頼いただく8~9割ほどの現場でこのパック内で工事が完了できます。従来の10mプランでは追加費用が発生していた現場でも、15mパックなら追加費用なしで対応できる場合が多くあります。
分電盤からEVコンセントまで15m以内なら追加費用なし
配線15mとは、宅内の分電盤からEVコンセントまでの距離を指します。分電盤は大体目線よりも高い位置にあるため、まず穴位置から下げるのに2~3mほど必要です。
さらにお風呂場内の分電盤から外壁に出す場合、4~5mほどかかるため、下ろした段階で5m以上は使っています。分電盤の真裏に駐車スペースがない限り10mでは難しいため、15mまでの特別パックは非常に有用です。
実際の現場では、配線ルートが複雑になることも多く、余裕を持った配線長が必要です。15mパックなら、ほとんどの一般的な戸建て住宅で追加費用なしで対応できます。
施工会社が評価する3つのポイント
IoT EVコンセントが評価される理由は3つあります。第一に他社製品と比べ安価であること、第二にスマートフォンで管理・監視できること、第三に一般家庭において3kWがイニシャル・ランニング両面で最適解であることです。
EVコンセントタイプのため6kW充電に対応していないことや、充電ケーブルを毎回収納しないといけない点はありますが、十分おすすめできます。6kW充電が必要ない一般家庭にとって、コストパフォーマンスに優れた選択肢といえます。
スマホアプリで充電状況をリアルタイムで確認できるため、外出先からでも安心です。充電完了のお知らせ機能もあり、充電し忘れも防げます。
まとめ|EV充電設備の施工は専門会社に相談を
EV充電設備の施工は、専門の施工会社に相談することで最適な設置場所や工法を提案してもらえます。納車1~2ヶ月前の申込が理想的であり、Web経由で気軽に相談できます。
分電盤からの配線、外壁への穴あけ、防水処理、ブレーカー交換など専門的な工事が必要となるため、実績豊富な施工会社を選ぶことが重要です。株式会社エレコンのように、年間58万件の工事実績を持つ会社であれば、安心して任せられます。
パナソニックの「おうちEV充電サービス」なら、スマホアプリで充電スケジュールを自動化し、割安な時間帯に充電設定ができるから電気代もお得に。さらに外出先の充電スタンド検索や日常利用でポイントが溜まる機能で電気自動車(EV)ライフをサポートします。
まずはアプリをダウンロードして、今日からおうち充電の新体験を始めてみませんか。専門の施工会社による確かな工事と、パナソニックの先進的なIoT技術で、快適で経済的な電気自動車(EV)ライフを実現しましょう。
行待 弘喜
株式会社エレコン
常務取締役
業務管理・施工管理を起点に、支店開設や社内部門の立ち上げを数多く手がける。直近ではEV充電器のインフラ事業の立ち上げを担当。
現在は、新規事業カテゴリ-への参入を推進している。
正井 友樹
株式会社エレコン
関東ブロック長代理
関東4拠点の運営を統括し、各拠点の管理業務から現場運営・品質管理および人材育成まで幅広く担当。
現在はEV工事や新規事業の工事カテゴリ-二おける現場作業員へ技術指導・品質管理・運営も行っている。
おうちEVチャンネル MC 小澤 瞳
静岡県出身のフリーアナウンサー。
every.しずおかのキャスターなどを経て、おうちEVチャンネルのMCに就任。
趣味:ドライブ / 読書 / クラシック鑑賞 / 1人ディズニー
資格:普通自動車免許 / 茶道表千家習事
おうちEVチャンネル編集長
神谷 崇
パナソニック株式会社
配線システムコミュニケーションビジネスユニット
パナソニック株式会社にて、国内外のマーケティングコミュニケーション企画・制作の経験を経て、新規事業部門を兼務。
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