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LIGHTING STYLE Vol.10 | P.L.A.M. | 照明設計サポート製品を探す

LIGHTING STYLE Vol.10

01 東急プラザ銀座

■物件概要
竣工:2016年3月
所在地:東京都中央区銀座5-2-1
施主:東急不動産株式会社
設計・外装デザイン:株式会社日建設計
外装照明デザイン:LIGHTDESIGN INC.
施工:清水建設株式会社
電気工事:株式会社きんでん

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東急プラザ銀座

街の灯に溶け込む光ゆらめくガラスのファサード

街の灯に溶け込む光ゆらめくガラスのファサード

東京・銀座の数寄屋橋交差点角に立ち上がる東急プラザ銀座は、伝統工芸の「江戸切子」をモチーフにした凹凸のあるガラスのファサードに包まれている。日が暮れると、そのファサード全体が「光の器」となって浮かび上がり、ゆっくりと呼吸するようにゆらめきながら光が移ろっていく。
カーテンウォールの方立てに内蔵できる照明器具、ガラス面に均質に広がる光の照射方法、従来のライトアップなどとは違う「LEDダイナミック演出」……。実現に不可欠なそれらの難しい課題に対して、パナソニックはハード・ソフトの両面から技術とノウハウを結集して取り組んだ。

ガラスのファサードが発光する「光の器」 光量の決定から演出方法まで未知の領域を開拓

ガラスのファサード全体を「光の器」として発光させたい――。
建築そのものが照明となるような設計コンセプトが提示され、設計チームとの緊密な協働がスタートした。

建築と一体化した上品なLED照明を開発 -パナソニック 東急プラザ銀座  プロジェクトチーム-
エンジニアリング担当
銀座らしい光を追求して RGB+W の演出制御を実現しました。

従来のRGB(赤・緑・青)の三原色にW(白)を加え、256の4乗というきめ細かな発色を再現した。RGBの各色から白色光を抽出する手法を考案。白を加えて、色を淡くする制御を可能にした。LEDデバイスは、RGBWの粒の並べ方にまでこだわっている。

東急プラザ銀座
エンジニアリング担当
立体感と透明感を出す 内外の光量 を実験で裏付けました。

にぎわう内部の光を透かす透明感を保ちながら、江戸切子をモチーフとしたガラスのファサードを立体的な「光の器」として浮かび上がらせたい――。そんな設計のリクエストに応えるためには、内部照明とのバランスが取れるファサードの光量を見極める必要があった。そこで、パナソニックではモックアップによる実験と検証を繰り返し、数値に裏付けられた的確な光量を提案した。

東急プラザ銀座
LEDモジュール設計担当
色域が広いRGB+W のLEDモジュールを開発しました。

銀座にふさわしい上品な光をつくるために、色域の広いRGB+WのLEDモジュールを開発。粒感が出ないようにLEDのピッチを極力小さくすることに成功した。また、一般的な青色LEDよりも短波長のディープブルーの青色LEDを採用し、豊かな色表現を可能にした。

LEDモジュール色域
照明器具設計担当
テナントへのグレア抑制とガラス面を均一に照射するディテールを開発しました。

内部のテナントなどから光源が目に入らないように、照明器具はカーテンウォールの方立てに内蔵した。方立ての限られたスペースに納めるのと同時に、そこから発する光で幅1.6mのガラス面を均一に照射するディテールを開発。光源が見えず、ガラス面そのものが発光しているようなファサード照明を実現した。

照明器具設計
照明ソフト技術

独自のプログラムソフト「カラーワークス」を駆使

色の変化や動きがあるファサード照明の演出プログラムは、照明計画をビジュアルで確認できる独自の演出シミュレーションソフト「カラーワークス」を使いながら構築していった。

独自のプログラムソフト「カラーワークス」を駆使
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