EW satellite yokohama

大画面で資料を共有し、わいわいガヤガヤワークを実現しているコミュニケーションスペース

在宅ワークが普及するにつれ、執務スペースの確保やプリンターなどのユーティリティ、さらにセキュリティレベルが課題となっている。このため、センターオフィスよりアクセス性に優れた場所で、リアルだからこそ新しい価値を生み出せるサテライトオフィスが注目を集めている。
そこで、パナソニックは通信環境や安全性・快適性を考慮した、センターオフィスと同等の機能を補完する120m²のサテライトオフィスを神奈川県横浜市に開設した。
エントランスでは、入室時に自動検温することで感染リスク者を特定。入室前にスクリーニングすることで、社員だけでなくビジターにも安心な環境を確保している。コミュニケーションスペースでは壁面に広がる大画面のサイネージを配置。その場にいるかのような臨場感でセンターオフィスと繋ぐことで活発なコミュニケーションを確立し、社員のエンゲージメントを高めている。また、個人の集中ワークに没頭することができる個室ブースや少人数の対面ワークが可能なスペースを用意して、リモート会議にも対応。さらに、CO₂濃度を測定して換気量を自動制御する熱交換気ユニットに加え、ジアイーノも配置することで、快適な空気質環境も実現している。

建築設計Report vol.37/2021年5月発行（改訂：2022年6月）
※会社名、役職名などは掲載時のものです。