オフィスのエントランスではフロアに環境映像を投影することで来訪者を迎える

WELL思想による環境ゾーニングで
「WELL v2」ゴールド認証を取得

パナソニック株式会社エレクトリックワークス社は、門真市にあるシステムソリューション開発センターのオフィスを、開発した技術・ソリューションを実証する場として2018年にリニューアルした。
心と身体の健康という視点からWell-Beingが注目され、建築を評価する制度の一つとしてWELL認証取得が普及しているが、このオフィスでも同じ環境下で働く人が、等しく快適性を感じるわけではないというWELLの思想を応用して「光」「音」の環境ゾーニングを行い、「フォーカスゾーン」「ナチュラルゾーン」「リラックスゾーン」など、従業員が仕事の内容や好みに合わせて選択できるように計画。その結果、WELLv2に求められる必須23項目をクリアした上で、「換気能力向上」や「人の目に入る光の照度基準」などで加点し、2021年1月「WELLv2」ゴールド認証を取得した。特に設備関連項目では「調光調色照明器具」や「全熱交換形換気システム」、「空気質モニタ(プロトタイプ)」、イノベーション項目では「空間除菌脱臭機」や「アロマディフューザー(プロトタイプ)」が評価された。
今後はここで得られる知見を活かし、WELLを活用した心身ともに健康・快適なオフィスを実現するソリューション提案やコンサルテーションをめざす。

建築設計Report ワークスペース空間ソリューション事例集/2021年5月発行(改訂:2022年6月)
※会社名、役職名などは掲載時のものです。

時間帯により照度と色温度が変化するパターン照明とサウンドマスキングを装備した「ナチュラルゾーン」
時間帯により照度と色温度が変化するパターン照明とサウンドマスキングを装備した「ナチュラルゾーン」

高照度・白色系照明を用いた無音の「フォーカスゾーン」窓際には外気処理エアコンを装備
高照度・白色系照明を用いた無音の「フォーカスゾーン」窓際には外気処理エアコンを装備

照度を抑え、色温度も低く設定した「リラックスゾーン」ではミュージックが流れる
照度を抑え、色温度も低く設定した「リラックスゾーン」ではミュージックが流れる

換気性能を高めた部屋で、白熱した討論を促す「情熱ミーティングルーム」
換気性能を高めた部屋で、白熱した討論を促す「情熱ミーティングルーム」

テーブルのカラー照明と映像の制御でリフレッシュできる「マイクロブレークスペース」
テーブルのカラー照明と映像の制御で
リフレッシュできる「マイクロブレークスペース」

デスク上に配置した狭角スポットライトで周囲との照度差を設けた「超集中ルーム」
デスク上に配置した狭角スポットライトで周囲との照度差を設けた「超集中ルーム」

人が多く集まる場所に適正配置された次亜塩素酸 空間除菌脱臭機「ジアイーノ」
人が多く集まる場所に適正配置された次亜塩素酸 空間除菌脱臭機「ジアイーノ」

左から、狭角スポットライト、「スペースプレーヤー」、サウンドマスキングスピーカー
左から、狭角スポットライト、「スペースプレーヤー」、サウンドマスキングスピーカー

WELL v2認証の評価項目

※米国Delos社が開発した、空間のデザイン・構築・運用に「人間の心と身体の健康」という視点を加え、より良い住環境の創造を目指した空間の評価システム。2018年には評価項目や基準が見直されたバージョン2がリリースされ、「空気」「水」「食物」「光」「運動」「温熱快適性」「音」「材料」「こころ」「コミュニティ」の10項目と「イノベーション」が加えられた。
※米国Delos社が開発した、空間のデザイン・構築・運用に「人間の心と身体の健康」という視点を加え、より良い住環境の創造を目指した空間の評価システム。2018年には評価項目や基準が見直されたバージョン2がリリースされ、「空気」「水」「食物」「光」「運動」「温熱快適性」「音」「材料」「こころ」「コミュニティ」の10項目と「イノベーション」が加えられた。
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システムソリューション開発センター

■オフィス・リノベーション工事

所在地/大阪府門真市門真

事業主/パナソニック株式会社

開設/2018年4月


主な設備

● LEDベースライト ● LEDダウンライト ● LEDスポットライト ● 調光調色LED照明器具 ● 熱交換気システム ● 外気処理エアコン ● 次亜塩素酸 空間除菌脱臭機 「ジアイーノ」 ● スペースプレーヤー