国立競技場
南北両面に設置されたフルハイビジョン画質の大型映像装置と選手がプレーしやすい環境をつくり、白熱するプレーを見やすく照らし出すスタンド内照明器具
驚きと感動の競技観戦を実現する照明・音響・映像ソリューション
2019年11月30日に竣工した国立競技場は、「杜のスタジアム」をコンセプトとした、日本らしい自然を基調とするデザイン。迫力ある競技観戦を実現するため、スタンド内照明器具(競技用約1,300台、観客用約200台)をはじめ、大型映像装置や音響設備、デジタルサイネージなど、 最先端技術によるスタジアム運営設備を揃えている。LED投光器「スタジアムビーム」は4K・8K放送での色再現に最適な光、平均演色評価Ra90で、演色の特殊演色評価数R980を実現。スーパースロー撮影による画像の高速表示でもチラつきを抑制する点灯技術を搭載し、 4K・8K放送の高品質な映像表現をサポートする。また、独自の配光設計技術で光源からの光を最適に絞り、グレアも低減。競技者の視界をより鮮明に、観客からも競技を見やすく場内を照らす。観客席の北側・南側に各1面設置された大型映像装置が歴史的瞬間をクリアに映し出し、「ラインアレイスピーカー」は降り注ぐような音でスタジアムを包み込む。観戦エリアには、国内のスタジアムでは最多※となる約600枚のデジタルサイネージシステムを設置。観客への情報伝達を効率的に行う。これらにより競技の魅力が引き立てられ、驚きや感動、公共空間としての安心感を提供することが期待されている。
- 2020年1月7日現在、パナソニック調べ
約9m×約36m(塔時計、45分計、ランニングタイマー部分の4mを含む)の大型映像装置
LED投光器にはテレビ撮影における色再現性に配慮した光源を採用
8連式×24基、4連式×14基のラインアレイスピーカーが均一で明瞭な音を伝える。
ラインアレイスピーカー8連式(左)、ラインアレイスピーカー4連式(右)
8連式×24基、4連式×14基のラインアレイスピーカーが均一で明瞭な音を伝える。
ラインアレイスピーカー8連式(上)、ラインアレイスピーカー4連式(下)
AcroSign®(アクロサイン)が競技場内にさまざまな情報を効率的に提供する。
コンコースのエリアごとに表示内容を切り替えることができる
AcroSign®(アクロサイン)が競技場内にさまざまな情報を効率的に提供する。
コンコースのエリアごとに表示内容を切り替えることができる
ガスヒートポンプエアコン
エクセルプラス
自然冷媒を使用した吸収式冷凍機
ナチュラルチラー
国立競技場
所在地/東京都新宿区霞ヶ丘町
主な設備
● LED投光器 ● ラインアレイスピーカー(競技用音響) ● 大型映像装置 ● デジタルサイネージ ● ガスヒートポンプエアコン ● 吸収式冷凍機