渋谷スクランブルスクエアビジョン
渋谷スクランブル交差点に面したファサードに設置された商業施設では国内最大級の大型ビジョン
渋谷の新しいまちづくりを象徴するユニークな形状の超大型LEDビジョン
渋谷駅はJR東日本・京王電鉄・東急電鉄・東京地下鉄4社9路線が乗り入れる鉄道施設で、都内最大のバスターミナルを有する大規模ターミナル駅。現在、渋谷駅周辺では9つの再開発プロジェクトが展開されており、その一つが渋谷スクランブルスクエアで、2019年11月に開業した。47階建てのビルは、ダイナミックなアーバン・コア外装により、渋谷らしさを表現する外観デザインとされており、外壁ファサードには、商業施設では国内最大級の異形なLEDビジョン(約550㎡)が設置されている。ビジョンの画素は、環境映像だけでなく広告における文字の可読性にも配慮して16mmピッチの画素が採用されている。また、設計にあたっては、LEDパネルが窓の内側に設置されているため、窓サッシに合わせてビジョンのピクセルを計算し、映像が伸びないように窓枠分のピッチを飛ばして表示するシステムが採用されている。
さらに、渋谷スクランブルスクエアでは地下2階から地上3階の多層で公共機関をつなぐ「アーバン・コア」が整備されているが、地下2階エントランスでは多面の柱巻きデジタルサイネージを設置し、施設情報などを配信することで、駅からの人の流れを施設に導くように図られている。
環境映像から広告まで、さまざまな情報が表示される超大型LEDビジョン
エスカレーター側壁に連続して配置されたデジタルサイネージ
地下2階に設置された多面の柱巻きデジタルサイネージ
渋谷スクランブルスクエアビジョン
所在地/東京都渋谷区渋谷
事業主/東急株式会社、
東日本旅客鉄道株式会社、
東京地下鉄株式会社
設計・施工/パナソニックLSエンジニアリング株式会社
竣工/2019年8月
主な設備
● 大型LEDビジョン ● デジタルサイネージ