長崎グラバー園開園50周年記念 明治夜宴 -マダム・バタフライ ひかり咲く夜-
街演出クラウド「YOI-en(ヨイエン)」の照明が旧グラバー住宅の建築美を引き立たせながら、明治時代をイメージした光の色合いや蝶々夫人の生涯を表現
体験型コンテンツ「YOI-iro(よいいろ)」を
世界遺産において世界初展開
世界遺産・旧グラバー住宅などが建ち並ぶ長崎グラバー園では開園50周年記念「明治夜宴」を開催。明治時代の異国情緒あふれる長崎を舞台にしたオペラ『マダム・バタフライ』をテーマに、街演出クラウド「YOI-en(ヨイエン)」による照明・映像に音楽も加えた建築の持つ魅力を引き出すイベントが行われた。
現代からのタイムリープを照明演出で表現する「動く歩道」は、幻想的な序章として色の移り変わり・動きで来園者を明治時代へと誘い、フォトスポットとしても好評。外国人貿易商が建てた、現存する日本最古の木造洋風建築である旧グラバー住宅では、オペラの楽曲『ある晴れた日に』をアレンジしたBGMと「YOI-en」の照明が連動し、当時のジャポニズムの世界観を演出。また、来園者自身がスマートフォンを操作して旧グラバー住宅のライトアップに参加できる体験型コンテンツ「YOI-iro」が世界遺産において世界で初めて実施され、12色の明治時代の伝統色などからランダムに1色が建築を染め上げた。
長崎市内ではグラバー園周辺のほか、7エリアで夜間景観整備を行うなど、「夜も歩いて楽しいまち」を推進している。イマーシブな最新景観照明コンテンツ「YOI-iro」が今後、夜間のアクティビティの一つとなることに期待がかかる。
- 世界遺産「明治日本の産業革命遺産 製鉄・製鋼、造船、石炭産業」の構成資産指定
※会社名、役職名などは掲載時のものです。
スマートフォンでパネルのQRコードを読み取ると、スマートフォンに表示される色にあわせて旧グラバー住宅の色が変わり、蝶が現れる
(上)現代から明治時代へと来園者を誘う「動く歩道」の照明演出 (下)次々に色が変化する照明
園内に設置された「LEDガーデンライト」
長崎グラバー園開園50周年記念 明治夜宴 -マダム・バタフライ ひかり咲く夜-
所在地/長崎県長崎市南山手町
主催/グラバー園
総合演出/株式会社ワントゥーテン
照明演出/パナソニック株式会社エレクトリックワークス社
音楽/JOEDOWN
後援/グラバー園開園50周年記念事業実行委員会
企画・制作/「明治夜宴」制作委員会
期間/2024年7月20日〜2025年3月31日
主な設備
● 街演出クラウド YOI-en ● コントローラAREAS ● DMXスポットライト ● ダイナワン ● ダイナペインター2 ● アーキライン ● LEDガーデンライト