パナソニックが追求するZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)

ZEB省エネケーススタディ
ここでは、建築物省エネ法に準拠した標準入力法に基づき、外皮仕様・空調設備・照明設備によって、どの程度一次エネルギーが削減でき、ZEB Readyが実現できるかをシミュレーションしています。
飲食店
項目 | 概要 |
---|---|
建物用途 | 飲食店(回転寿司屋) |
構造 | 鉄骨造 |
階数 | 地上1階 |
延床面積 | 437.60m² |
項目 | 概要 |
---|---|
空調設備 | パッケージエアコン |
給湯設備 | 潜熱回収型ガス給湯器 |
換気設備 | 天井埋込形換気扇、シロッコファン(厨房) |
照明設備 | LEDダウンライト、LEDベースライト |
項目 | 概要 |
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建物用途 | 飲食店(回転寿司屋) |
構造 | 鉄骨造 |
階数 | 地上1階 |
延床面積 | 437.60m² |
空調設備 | パッケージエアコン |
給湯設備 | 潜熱回収型ガス給湯器 |
換気設備 | 天井埋込形換気扇、シロッコファン(厨房) |
照明設備 | LEDダウンライト、LEDベースライト |
外皮仕様とPAL*のケーススタディ
外皮仕様とPAL*の図
![外皮仕様とPAL*の図 基準値 標準モデル 断熱強化 複層ガラス 屋根断熱100mm 床断熱なし 外壁断熱25mm 50mm 単板ガラス PAL* [ MJ/m2・年 ]](img/img-case6-01_2x.png)
※屋根断熱材:高性能グラスウール24K100mm、外壁断熱材:吹付け硬質ウレタンフォームA種1とした。
※複層ガラスは空気層12mm、Low-e日射遮蔽型の設定とした。
※開口部はブラインド有とした。
外皮仕様と空調一次エネルギー消費量

※屋根断熱材:高性能グラスウール24K100mm、外壁断熱材:吹付け硬質ウレタンフォームA種1とした。
※複層ガラスは空気層12mm、Low-e日射遮蔽型の設定とした。
※開口部はブラインド有とした。
空調設備と空調一次エネルギー消費量のケーススタディ
空調設備平面図

※室外機は屋上
※厨房、小厨房、厨房前室の空調設備は計算対象外
空調一次エネルギー消費量

※外皮仕様は「断熱強化②&複層ガラス」とした。
※「サイズダウン」では、熱源の適正な容量選定検討を想定し、ワンランク小さい能力とした場合の省エネ効果を比較した。
照明制御と照明一次エネルギー消費量のケーススタディ
照明設備平面図

照明制御と照明一次エネルギー消費量

※在室検知制御:トイレ・更衣室・倉庫
※明るさ検知制御:客室・待合・風除室
※タイムスケジュール制御:客室・待合・風除室、事務室・店長室・厨房関連室(事務室のみ減光方式、他点滅方式)
基準一次エネルギー消費量に対する削減率
ZEB Ready 削減率比較
省エネ基準より50%以上の省エネを実現した建物をZEB基準とし、それを超えたものをZEB Readyとしています。

飲食店のエネルギー消費性能計算においては、換気設備・給湯設備による一次エネルギー消費量の占める比率が大きい場合が想定され、ZEB検討においては、換気・給湯の省エネ対策が有効である。
※換気設備に関しては、厨房の排気ファンについて、施工後の風量調整のためのインバータ活用、0.75kW以上のファンにトップランナーモータ採用を想定した。
※給湯設備に関しては、潜熱回収型ガス給湯器(熱源効率0.92)とし 、給湯配管保温仕様は「断熱仕様1」とした。
※エネルギー消費性能計算で得られる結果は、各物件の設計内容や計算条件によります。各申請などで、実際に計算を行う際には、申請機関等にご確認ください。
太陽光発電設備導入ケース

※太陽光発電設備35kW、太陽電池モジュール「HIT」大型タイプ325W約108枚、パワーコンディショナー交換効率94.5%、架台設置形、パネル方位角南、パネル傾斜角30°