納入事例:東大阪市花園ラグビー場
先進の照明と映像装置が生み出すラグビー「聖地」での新しいドラマ
1929年に観客収容数12,000人を誇る東洋一のラグビー専用球技場として完成してから90年間、日本ラグビーの『聖地』として親しまれてきた花園ラグビー場。1992年に新設された観客収容数26,544人の第一グラウンドは、2018年に大規模改修増築工事を終えて、ジャパンラグビートップリーグをはじめ国際試合も行えるスタジアムとして生まれ変わった。
導入された照明設備は、テレビ中継とも親和性が高いLED投光器。4基の照明塔とメインスタンド上部にスタジアムビームLED投光器を合計381台搭載。照明シミュレーションを幾度も行い、競技場の外に漏れる光や、プレー中の選手に対する不要なまぶしさを抑えるとともに、国際大会に必要な照度レベル(2,000lx以上)を確保。LED投光器の採用により大幅な省電力を図りながら、ムラのない明るく快適な競技環境を実現している。
また、北スタンドに設置された710型屋外LED大型映像表示装置には、対戦チーム名や選手名・得点などの試合情報だけでなく、場内に4台設置した旋回式カメラによる観客映像やメディアプレーヤーによる資料映像などを映像表示。ラグビーの“聖地”にふさわしいドラマチックな競技が体験できる環境が創出されている。
グラウンドの四隅に設けられた照明塔と、
メインスタジアム上部に設置されたLED投光器
710型屋外LED大型映像表示装置
スタンド軒下に設置された
4K/HDインテグレーテッドカメラ
1.映像を見ながら直感的な操作が可能なスイッチャー
2.映像制御・送出装置
3.移動卓のライブスイッチャー
納入事例:東大阪市花園ラグビー場
■第一グラウンド改修増築工事
所在地/東大阪市松原南
事業主/東大阪市
設計/株式会社梓設計
設計監理/株式会社あい設計
建築工事/清水建設株式会社
電気工事/北陸電気工事株式会社
映像工事/北陸電気工事株式会社
竣工/2018年9月
主な設備
●スタジアムビームLED投光器(マルチハロゲン灯Sタイプ 2000形相当) ● リモートカメラシステム ● ライブスイッチャー ● プロフェッショナル4Kカムコーダー