美術品にやさしく、同時に省エネの照明が必要。
これまで、美術館や博物館の照明では、ランプからの紫外線や赤外線が作品を損なうことが大きな課題になっています。同時に、作品の色を忠実に再現することや、消費電力量の削減も求められています。このため、紫外線をカットした美術・博物館用蛍光灯などが用いられてきました。
これまで、美術館や博物館の照明では、ランプからの紫外線や赤外線が作品を損なうことが大きな課題になっています。同時に、作品の色を忠実に再現することや、消費電力量の削減も求められています。このため、紫外線をカットした美術・博物館用蛍光灯などが用いられてきました。
色の再現性が高いLEDの採用でニュートラルな色の再現が可能に。
LEDの光には、紫外線や赤外線をほとんど含まないので作品の損傷を低減でき、省エネでありながら、小型化・長寿命化を実現でき、演色性が高く多彩な光色で作品本来の魅力を引き出すことができるなど、多くの特長があります。パナソニック東京汐留ビル4階にあるパナソニック 汐留ミュージアムでは、高演色LED照明を設置し、全館「次世代照明」を用いて、鮮明な展示を行っています。色の再現性の高いLEDを使用することで、従来の光源に比べニュートラルな色の再現が可能になりました。
展示壁面にはLEDウォールウォッシャを配置し、天井には調光機能内蔵のLEDスポットライトを組み合わせて設置。照明の明るさや色温度、照射角度などを調整し、作品や展示テーマに合った多彩な照明パターンを創り出すことができます。
また、ネットワーク型調光システムを採用することにより、現場で確認をしながら、配灯・配光でき、実際に合わせた照明シーンの設定が可能となりました。
展示壁面用ウォールウォッシャとLEDスポットライトの組み合わせで色温度を変えて作品に最適な演出が可能。
汐留ミュージアムでは、LED照明にリニューアルすることで、空調・負荷も低減でき、館内の消費電力を従来比約32%削減しました。次世代照明により、本来の美しい色を引き出す照明環境で作品を鑑賞していただくとともに、地球環境にも配慮した「やさしいライティング」を実現しています。
※リニューアル前後での1日あたり(8時間使用)の消費電力数値比較による。照明:前89.9 後29.5 空調:前228 後186.5(単位 kWh)
展示品など美術館の設置環境により、数値が変動する場合もあります。
ネットワーク型調光システムにより確認しながらの照明シーン設定が可能に。
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