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「すごしやすさ」×「おしゃれ感」 これが、子育て世代の最適解 [事例 前編 -LDK・寝室-]

2023.4.10

# 設計のヒント

マネしたい!と思わず唸る、「電気設備選び」のコツ連発。
「あかり」と「配線器具」のインテリア実例を、おうち丸ごと公開!

今回は、子育て世帯が実際に建てられた新築戸建てをもとに、とことん実例をご紹介いたします!

〈プロフィール〉

大阪府東大阪市 Y邸

[家族構成]

  • ・5人家族
  • ・パパ、ママ、8歳(男)・4歳(男)・2歳(女)

[ライフスタイル]

  • ・パナソニックに勤務する夫婦。子供は3人。
  • ・共働きのため、多忙でにぎやかな毎日。

[平日の過ごし方]

ママは、ほぼ毎日「在宅勤務」。ダイニングか書斎で、ワイヤレススピーカーから流れるBGMを聴きながらお仕事。パパは、たまに在宅勤務。書斎でお仕事。子供は帰宅後、習い事に行くか、習い事が無い日はお友達と我が家で宿題をしたり、遊んだり。家を建ててから友達がたくさん遊びに来るように。

[休日の過ごし方]

居心地がいいので基本、おうち時間が多い。リビングで映画鑑賞をしたり、ダイニング上のスピーカーからBGMを流しながら、各々がリビングや書斎など好きな場所で本を読んだり。時々、公園で遊んだり、2歳の女の子とお散歩も。

まず、前編では、主に居室となるLDKや寝室を中心とした、各部屋のこだわりと採用商品をご紹介していきます。
では、Y邸のおうち訪問ツアーを開始しましょう!レッツゴー!

まず決めた、おうちの全体コンセプト

インテリアにもこだわりを持つ施主。最初に、おうち全体に通じるインテリアコンセプトと、家の構造のポイントとなるコンセプトを決定しました。

[インテリアテイスト]
ベースをホワイトとグレージュ色でまとめ、ところどころ木目を入れアクセントに。
引き締めの黒を取り入れることで、まとまりある配色をめざしました。

インテリアコーディネーターさんのコメント:

「こういう空間を作りたい」という、コンセプトをお施主様が明確にお持ちでしたので、皆で方向性を共有して創り上げていきました。改めて、コンセプトを決めることで、ご新居の完成度が大きく異なってくると実感しました。
また、お施主様がデザインに対して前向きな方でしたので、素材や色の組み合わせ、さらにはデザインだけではなく、使い勝手も良くなるようなアドバイスを心がけました。
選定に迷う際には、実際のサンプルをショウルーム等の非日常空間だけではなく、ご自宅で素材感や色をご確認いただき、具体的なイメージをしていただきやすように施工例を集めたりして、お施主様のご要望やご相談にお答えしました。

[家の構造]
2階リビング・勾配天井で明るさと開放感を出しました。

おうち全体でコンセプトを決め、まとまりを出しています。さらに「床の色」「クロス」は全部屋異なる色を選定するなど、使う人や行為からテーマを設定。インテリアコーディネートの技が光ります。

勾配天井が主役の「LDK」

クールな印象のインテリアですが、太陽光発電システム設置のための勾配天井を活かして、木目天井と木目の梁で暖かみをプラス。

キッチンは、将来的に家具を変えた時にもノイズにならないよう、マットホワイトに。アクセントとして引き出しは黒の取手にしています(パナソニック「ラクシーナ」を採用)。

ウィンドウカウンターはホワイトで壁に馴染ませ、木目の飾り棚に視線を導くよう計算。ここにも黒の取り付け金具で、黒いラインのアクセントを。

照明器具は黒で、あえて見せるカタチに。

スイッチ、コンセントといった目立つ機器は「SO-STYLE」を採用しました。リビングライコンは、シンプルな子器をリビング内にさりげなく設置。親器は、すぐに設定できるように階段ホールへ。
スイッチコンセントは数が多いので、アクセントとしてのブラック色は不採用としました。

一方で、家具の脚は全てブラックで統一。以前住んでいたマンションでは、家具もウォールナットで統一していましたが、今回は木目は床と勾配天井、飾り棚のみに限定し、家具には採用していません。

今後、施主はラグやクッション、インテリア小物で指し色を足すなどアレンジを計画しているようです。

[「あかり」と「配線器具」選びのポイント]
勾配天井の天井高さを活かし、リビングにはLEDフラットランプを搭載した球体硝子のペンダントを3色の色違い・大きさ違い・高さ違いで配置し、空間のアクセントにしています。

シンプルなデザインで様々なインテリアスタイルにコーディネート可能で、上質感もさりげなくプラスできます。

ダイニングキッチンは最近流行りのダクトレールを採用。埋込設置で天井面スッキリとさせました。吹き抜けにはスポットライトを設置して、空間のあかりとダイニングテーブル面のあかりを確保しています。照明器具は、こちらもトレンドのブラック色で統一し、空間を引き締めています。

天井高さがあるため、シーリングファンでサーキュレーション効果をプラスし、節電効果も。

また、リビングダイニングのあかりのスイッチは、生活シーンに応じてお好みのあかりにワンタッチで切替可能なリビングライコンを。

複数のスイッチが1台に集約されるので壁もすっきりするほか、シーンに合わせてあかりを切り替えることで節電にもつながります!

おこもり感のある「ヌック」

子供も大人もほっこりできる「おこもり空間」。

今は読書やお人形遊びに活躍しています。ブルーグレーとホワイトのファブリック感のあるクロスと木目天井でまとめました。寝転んだり、おむつを替えたりすることも考慮して、眩しさを抑えたHomeArchiのダウンライトを採用。勾配天井と同じ木目天井なので、あえてブラックをチョイス。

LDKから様子が確認できる配置なので、安心感も◎。

仕事にも、勉強にも、作業がはかどる「書斎」

ワークスペース兼スタディスペースとして活用できるようにワイドカウンターを採用。3人並ぶことが可能です。

グレージュアッシュのカウンターと石目調のグレークロスで、男性でも落ち着ける雰囲気に。

ウィンドカウンターは2階のこの箇所だけ、カウンターと合わせてグレージュアッシュで統一しています。これで、カジュアルにもクールにも対応可能に。

リビングと繋がっている空間なので、全体のカラーテイストがぶれないように意識する必要がありました。

  • * ウィンドウカウンターやインテリアカウンターはパナソニック

[「あかり」と「配線器具」選びのポイント]
ダクトレールを設置し、パソコン作業に適したあかり環境をつくる「LEDフラットランプ光色配光切替タイプ」のスポットライトを採用。

仕事や学習時は昼白色で集中。電球色に切り替えれば趣味スペースとしても使えます。
ダクトレールなので、ワイヤレススピーカーもプラス。仕事の時間も趣味の時間も楽しめます。子供たちは、ここでお絵描きしたり、レゴで遊んだりもしています!

カッコよさと子供らしさを両立する子供部屋

息子用の子供部屋はグレーをテーマカラーに。アクセントクロスはグレー、ウィンドウカウンターはグレージュアッシュを使用しています。

床もグレー寄りのカラーをチョイス。カッコよさはもちろん、子供らしさも出したかったので、明るめホワイトのレンガ調クロスをベースに取り入れています。

[「あかり」と「配線器具」選びのポイント]
子供部屋には小空間にぴったりなコンパクトデザインシリーズのシーリングライトを採用。 シンプルなタブレットデザインで、必要な明るさをほどよいサイズで。リモコンでの調光・調色が可能です。

品の良さとキュートさを両立する子供部屋

娘用の子供部屋については、この部屋のみ黒を使わず、窓枠、ウィンドウカウンターはホワイトに。

可愛らしさは必須ですが、落ち着いた空間にもなるよう、クロスはベージュクロスとくすみピンクを使用しています。床と天井はホワイト寄りのものを選ぶことで空間が暗くならないようにしました。

[「あかり」と「配線器具」選びのポイント]
コロンとした形が柔らかい印象を与えるランプデザインシリーズのシャンデリアとスタンドを採用。シャンデリアはお好みに合わせてコードアレンジができ、あかりの表情を変えられます。

ホテルライクな「寝室」、朝のテンションをあげる「WIC」

寝室は落ち着いたグレージュをテーマカラーに。床も落ち着いた色をチョイス。ホテルのような落ち着きと快適性を求めています。造作のヘッドボードにはスイッチコンセントを設置しています。間接照明でくつろぎ感を演出し、映画鑑賞にも活躍する空間となっています。

子供の寝ている様子を見ながら読書や仕事ができるよう、書斎スペースも確保。シチュエーションに合わせ使う照明を選べるようにしています。

WIC(ウォークインクローゼット)は寝室のラグジュアリーとは正反対に、遊び心を。朝の準備でテンション上がるようなカラフルで可愛いクロスをチョイスしました。エアイーも使用し衣類の匂いも排除します。

[「あかり」と「配線器具」選びのポイント]
寝室は寝ころんだ状態で見上げた際の眩しさ感を出さないため、壁際の間接照明を採用。寝る前に枕元であかりを調節できるよう、造作のヘッドボードに「SO-STYLE」のつまみ式調光スイッチを設置。

WICはLEDフラットランプのセンサタイプを採用。うっかり消し忘れることを防止します。また、微動検知タイプのセンサなので在室中の消灯も防げます。

すごしやすさとオシャレ感のバランス

いかがでしたでしょうか?すごしやすさとオシャレ感のバランスが秀逸ですよね。

これから長い時間を過ごす空間なので、「今のこと」と「先のこと」を両方考え抜いて、インテリアと機能性を両立した電気設備選びは参考になるのではないでしょうか?

後編では、玄関やトイレ、外まわりなどの「設備空間」をご紹介します。
楽しみにお待ちください!

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