2025年7月ZEHサイトがリニューアルオープンしました。
一次エネルギー消費量計算に2025年7月ZEHサイトがリニューアルオープンしました。
政府は、住宅の生涯CO2排出量をマイナスとするLCCM住宅を最終目標に、
低炭素住宅化を進めています。2030年には、新築住宅を標準でZEHにする方針です。
断熱・省エネ要件の引き上げに伴い各認定住宅の性能基準もZEH水準へ。
住宅性能表示制度の温熱環境・省エネ性能の更なる向上に向けて
2022年度にカーボンニュートラルやHEAT20に対応する等級が新設されました。
出典:国土交通省『建築物エネルギー消費性能基準等小委員会』を元に作成。 ※HEAT20については6地域のUA値を記載 https://www.heat20.jp/grade/
住宅の建設・運用・解体・廃棄までの一生涯(ライフサイクル)に排出するCO₂収支をマイナスにする究極の省CO₂住宅。エネルギー・住宅政策上の最終目標と位置づけられています。
〈J-CAT※の活用〉
一般財団法人 住宅・建築SDGs推進センター(IBECs) において、建築物のライフサイクルカーボン算定ツールであるJ-CAT正式版が公開されました。特長として①活用目的に合わせて3つの算定方法を選べる、②ホールライフカーボンの算定可能、③金額ベースでなく数量ベースで算定可能、④デフォルト値の充実、⑤算定結果を詳細に表示できます。
※Japan Carbon Assessment Tool for Building Lifecycle
ZEH基準の水準を大きく上回る省エネ性能を有する脱炭素志向型住宅(GX志向型住宅)。断熱等性能等級6以上、再生可能エネルギーを除き35%以上の一次エネルギーを削減した上で高度エネルギーマネジメント(HEMSの導入)の採用が必要。
ZEH基準の水準を大きく上回る省エネ性能を有する脱炭素志向型住宅(GX志向型住宅)。断熱等性能等級6以上、再生可能エネルギーを除き35%以上の一次エネルギーを削減した上で高度エネルギーマネジメント(HEMSの導入)の採用が必要。
外皮の断熱性能等を大幅に向上させ高効率な設備システムを導入することで室内環境の質を維持しつつ大幅な省エネルギーを実現した住宅。再生可能エネルギー等を導入することにより、年間の一次エネルギー消費量の収支が正味でゼロと定義づけられています。
寒冷地・低日射・多雪地域や都市狭小地といった地域性を考慮し、基準値が緩和されたNearly ZEH、ZEH Orientedが設けられています。
建築物の一次エネルギー消費量が省エネ基準に比べて▲20%以上となる住宅。省エネ効果による削減量と再生可能エネルギー利用設備で得られるエネルギー量の合計値が基準一次エネルギー消費量の50%以上であること。省エネ基準以上の断熱性能やCO₂排出を抑える設備や処置の別途選択が必要。
外皮の断熱性能(外壁や窓など)に加えて、一次エネルギー消費量が省エネ基準以下になる住宅。
| 分類・通称 | 外皮基準(UA値) | 省エネ率 | その他要件 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 地域区分 | 1・2 | 3 | 4 | 5〜7 | 再エネ除く | 再エネ含む | |
| GX志向型住宅 | ≤0.28 | ≤0.28 | ≤0.34 | ≤0.46 | ≥35% | ≥100% | 高度エネマネの導入 |
| 『ZEH+』 | ≤0.40 | ≤0.50 | ≤0.60 | ≤0.60 | ≥30% | ≥100% | 2要素のうち1要素以上を採用 |
| Nearly ZEH+ | ≤0.40 | ≤0.50 | ≤0.60 | ≤0.60 | ≥30% | ≥75%<100% | 2要素のうち1要素以上を採用 |
| 『ZEH(ゼッチ)』 | ≤0.40 | ≤0.50 | ≤0.60 | ≤0.60 | ≥20% | ≥100% | 再エネ導入(容量不問、全量売電を除く) |
| Nearly ZEH | ≤0.40 | ≤0.50 | ≤0.60 | ≤0.60 | ≥20% | ≥75%<100% | 再エネ導入(容量不問、全量売電を除く) |
| ZEH Oriented | ≤0.40 | ≤0.50 | ≤0.60 | ≤0.60 | ≥20% | - | 再エネ未導入も可(都市部狭小地等に限る) |
ZEHシリーズの最上位となるZEH+の基準を上回る、断熱等性能等級6以上・再生可能エネルギーを除き
35%以上の一次エネルギー消費量削減に加え、
高度エネルギーマネジメント(HEMSの導入)を採用する住宅を指します。
エネルギーを極力必要としない
(夏は涼しく、冬は暖かい住宅)
エネルギーを上手に使う
エネルギーを創る
(正味で100%以上省エネ)
経済産業省公表資料より作成
省エネルギー基準は、これまで住宅の気密性や断熱性の向上を基本としてきました。
しかし、住宅設備を使って消費されるエネルギーが増加したため、一次エネルギー消費量を指標とした、
建物全体の省エネルギー性能を評価する基準に改正されています。
ここでは、GX志向型住宅・ZEHにおすすめの高効率設備機器をご紹介します。
※一例です。
※詳しくは、当社ホームページ 住まいの設備と建材のサイト(https://sumai.panasonic.jp)をご覧ください。
地球温暖化対策のためのCO2削減と同時に、エネルギー問題の解決に向けて、
これから2030年にかけて政府によるエネルギー政策が段階的に実施されていきます。
省エネ基準の改正、ZEHの標準化、再生可能エネルギーの主力電源化、
自家消費の拡大、電力広域連携システムの整備などの政策が進められています。
国交省、SII、住宅性能評価・表示協会のサイトへのリンクとともに、
一次エネルギー消費量計算に必要なパナソニック商品の性能値をまとめてご紹介しています。
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太陽光発電
再生可能エネルギーの供給源。長期間使うため発電性能と品質・信頼性が重要。
蓄電池
太陽光発電などの再生可能エネルギーを貯めて発電時間以外にも使えるようにするもの。登録製品であること。
一定の基準・安全性に準拠すること。
(一社)日本照明工業会指針、電気用品安全法PSEマークなど。
主たる居室には、エネルギー消費性能計算プログラム(Webプログラム)において計算できる暖房設備及び冷房設備を導入すること。
但し、1・2地域の「冷房」、8地域の「暖房」に限り「設置しない」という申請が認められている。
★GX型に挑戦するなら
エネルギー消費効率区分(い)のエアコンがおススメです。
断熱性能に優れる断熱材や真空断熱ガラス、高断熱樹脂フレームを組み合わせた窓サッシなど。
★GX型に挑戦するなら
Uw値1.0W/㎡・K以下のトリプルガラス樹脂サッシがおススメです。
①熱交換型換気設備:
温度(顕熱)交換効率65%以上
②ダクト式換気・第一種換気:
比消費電力が0.4W/(㎥/h)以下
③上記以外:
比消費電力が0.2W/(㎥/h)以下
住宅のエネルギー消費量、各機器の用途別使用量、太陽光発電の発電量などエネルギー利用状況を計測可能な機器。
★GX型に挑戦するなら
高度エネルギーマネジメント「ECHONET Lite」規格の認証を取得していること。
大気の熱を利用してお湯を沸かす、地球環境への負荷をおさえた自然冷媒(CO₂)ヒートポンプ給湯機。
★GX型に挑戦するなら
JIS効率3.5以上のエコキュートがおススメです。