第一野球場のLED投光器は硬式野球・一般競技で内野750lx、外野500lx。
硬式野球・レクリエーションで内野500lx、外野300lxなど3段階に照度レベルが切り替え可能

失われた活動拠点施設を再構築。スポーツを通した市民交流を推進

岩手県陸前高田市の高田松原公園は約2㎞にわたる白砂青松の海岸や湖沼に隣接する自然豊かな総合公園であり、多くの人びとからスポーツや憩いの場として親しまれてきたが、東日本大震災で園内の全施設が全壊、消失した。
震災後、高田松原津波復興祈念公園として約130haの敷地に国営追悼・祈念施設、岩手県運営の東日本大震災津波伝承館、陸前高田市運営の道の駅高田松原と高田松原運動公園などが整備され、一部はすでに供用開始。2021年に公園全体の完成が予定されている。
高田松原運動公園は2020年8月にオープン。復興計画の立案には市民の声が反映され、第一野球場(愛称「楽天イーグルス奇跡の一本松球場」)・第二野球場、屋内練習場、2面のサッカー場、ミーティングルームなどが整備された。中心施設の第一野球場は中堅122m、両翼99m、最大収容人数約4,500人で、イースタン・リーグ公式戦にも対応。また、4基の照明塔にはLED投光器を採用した。
小中高校生や社会人の利用が始まっている。今後、陸前高田市は各種競技団体の大会やプロスポーツの公式戦、スポーツ合宿の誘致にも取り組み、スポーツによる交流人口の拡大を推進する。

建築設計Report vol.36/2021年2月発行
※会社名、役職名などは掲載時のものです。

高天井用照明器具に加え、舞い上がる砂塵を排出する換気設備も備えた屋内練習場
高天井用照明器具に加え、舞い上がる砂塵を排出する換気設備も備えた屋内練習場

ミーティングルーム棟内の救護設備を備えた部屋
ミーティングルーム棟内の救護設備を備えた部屋

4室ある選手控え室を兼ねたミーティングルーム
4室ある選手控え室を兼ねたミーティングルーム

高田松原津波復興祈念公園 完成イメージ図(2021年完成予定)

高田松原運動公園

■高田松原公園(災害復旧その3工事)
所在地/岩手県陸前高田市高田町
事業主/陸前高田市
設計/株式会社エイト日本技術開発盛岡支店
建設工事/株式会社佐武建設
電気工事/株式会社ユアテック
竣工/2020年7月

主な設備

● LED投光器 ● LED高天井用照明器具 ● 一体型LEDベースライト iDシリーズ ● LEDシーリングライト ● LED街路灯 ● 熱交換気システム ● 換気設備