エネルギーモニタ:電力のデマンド監視 デマンドウォッチャー
特長
デマンド電力を監視し、電気料金抑制をサポートします。
基本料金を低減するには、最大需要電力を抑制していく必要があります。そこでデマンド値を常に監視することが大切です。
- 注)本商品はエネルギー管理を目的とした自主管理用です。課金目的では利用できません。いかなる事由にかかわらず、本製品の使用中に契約電力を超過し、電力の基本料金が上がった場合、当社は一切責任を負いかねますので、ご了承ください。
システム構成機器
本体
デマンド電力のチェック、月最大デマンド電力のチェック、月別・日別・時間別の電力量のチェックに最適。
デマンド電力を監視し、契約電力の低減をサポートします。
- ●電力需給複合計器50,000パルス/kWhの直接取り込みによるデマンド監視を実現(パルス検出器不要)
- ●デマンド予測にお知らせ機能搭載(注意・遮断警報出力・ブザー出力)
- ●SDHC/SDメモリーカードで簡単データ収集(CSV形式)
- UHS規格対応のSDHCメモリーカードも使用できますが高速転送機能には対応していません。
動作確認済SDメモリーカード
- ・SDHC/SDメモリーカード(2~32GB)
こんなご要望に適しています
デマンド監視例
- 予測電力の判定は、1分ごとに行います。
- ブザー用出力接点は、「注意警報レベル」または「遮断警報レベル」に達したときに、ブザー設定に応じてONします。
- ●ブザー設定は、(10秒/60秒/時間設定なし)に設定可能です。
- ●(時間設定なし)の場合は、「正常レベル」に戻るまでON状態を維持します。
- ●ブザー設定を(10秒/60秒)に設定した場合は、「注意警報レベル」「遮断警報レベル」の判定が続いても、再度ONしません。
- デマンド終了時刻(30分00秒)を経過すると、①デマンド開始10分間の状態に戻ります。
パルス入力信号線の接続
- パルス入力端子(M3)、パルス検出センサー端子(M3)は適正締付トルクで確実に締めつけてください。
適正締付トルク:0.8N・m(パルス入力端子)、0.5N・m(パルス検出センサー端子)
ご注意
- パルス検出センサーの電力需給用複合計器への取り付けには、電力会社の立会いが必要です。(管轄する電力会社へご依頼ください)
- パルス検出センサーは磁気コアを搭載しているため、取り扱いには十分注意してください。落下等の衝撃を加えると破損して、パルス検出ができなくなるおそれがあります。
- パルス入力信号線は強電部(電源系配線)とできるだけ離して配線してください。(ノイズ対策のため)
パルス入力信号線の配線長を10m~100m以内にしたい場合
推奨電線<MVV-S(3線+シールド線)>を別途準備いただき敷設してください。
- ・付属のパルス専用ケーブルは使用できません。
- ・総配線長は100mまでです。
- ・“導体断面積0.5mm2”なおかつ“仕上がり外径φ6.5以内”の電線をご 使用ください。
- 上記より大きなサイズの電線を使用すると、クランプフィルターが破壊するおそれがあります。
他社製パルス検出器を使用してパルス入力信号線の配線長を100m以上(最長500m)にしたい場合
他社製のパルス検出器(別売)を別途準備していただく必要があります。 動作確認済みパルス検出器のメーカー・品番については、こちらからご確認ください。
- ・付属のパルス検出センサーおよびパルス専用ケーブル(10 m)、クランプフィルターは使用できません。
- ・推奨電線<CVVS(2線+シールド線)>を別途準備いただき敷設してください。
- ・1.25mm2の電線をご使用ください。
- ・シールド線は本器の「シールド」端子より一点接地してください。
- ・他社製パルス検出器には別途電源供給が必要となります。
- ・本器の「12V」端子には接続しないでください。
ご注意
本器と対象の他社製パルス検出器の接続において基本動作確認は実施しておりますが、さまざまな環境下での動作をすべて保障するものではありません。
他社製パルス検出器の取扱説明に従って、設置してください。
接点出力の接続例
- 警報出力の接点は「注意警報接点」と「遮断警報接点」の2カ所です。警報ランプの仕様をご確認のうえ接続をご検討ください。
- 異常接点は、停電中および異常発生時にONします。停電中も異常を検知したい場合、接続する機器の電源は「無停電電源装置」を使用してください。
付属品
動作確認済みパルス検出器一覧(下記品番を推奨します)
2022年2月現在
メーカー | 品番 | 最大配線長 |
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富士電機 | PD3 | 500m |
大崎電気 | OCK-6/OCK-6A | 300m |
大崎電気 | ※OCK-7/OCK-7A | 500m |
大崎電気 | OCK-8/OCK-8A | 500m |
- 注)各電力管内において、使用される電力計によりパルス検出器の選定が必要となります。
パルス検出器の選定においては、上記メーカへお問い合わせください。
- 生産終了品
デマンドウォッチャーと他社製パルス検出器の接続
- OCK-7/7Aと接続する場合には、「C2A/C2B」と「C0/C1」のどちらでも使用することができます。
- OCK-8/8Aと接続する場合には、「C2A/C2B」と「C3A/C3B」のどちらの出力端子でも使用することができます。
- 注)本器と対象の他社製パルス検出器の接続において、基本動作確認は実施しておりますが、様々な環境下での動作をすべて保証するものではありません。他社製パルス検出器の取扱説明に従って、設置してください。
補修パーツ
SDHC/SDメモリーカード(別売)
詳しくはこちら
寸法図・システム構成図
寸法図(寸法表示単位:mm)
本体
BT3750
付属品
パルス検出センサー BT3750810
クランプフィルター BT3750850
パルス専用ケーブル(10m) BT3750820
電線(IV線2mm2)
システム構成図
仕様・施工・設定
仕様定格
自動ロギング | 計測項目 | 「30分ごと」デマンド電力 「時間別」積算電力量 「日別」積算電力量 「月別」積算電力量・最大デマンド電力 |
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収集 |
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詳細ロギング | 計測項目 | 1分ごとの瞬時電力(参考値)・積算電力量 |
収集 |
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定格入力電圧(許容電圧範囲) | 100-240V AC(-15%、+10%) 50/60Hz | |
設定可能1次電流定格 | 5A/6A/7.5A/8A/10A/12A/15A/20A/25A/30A/40A/50A/60A/75A/80A/ 100A/120A/150A/200A/250A/300A/400A |
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パルス入力 |
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パルス専用ケーブル | 10m(付属品として同梱)(推奨電線使用により最大100mまで延長可能) 注)パルス入力ケーブル(BT37242)は使用できません。 |
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接点出力 | ・無電圧a接点(リレー出力) 3点 ・無電圧b接点(リレー出力) 1点(本器の異常報知用) ・接点容量:AC220V/DC24V1A(抵抗負担)(4点共通)(リレー最小負荷:DC5V 0.5mA) 注)突入電流が5A以上の機器を接続しないでください。接点が故障するおそれがあります。 |
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定格消費電力 | 6W | |
使用条件 | 温度 | -10~+50℃ |
湿度 | 80%Rh以下 ただし結露なきこと | |
停電補償※2 | データ | 設定データ、計測データ(不揮発メモリーに記録のため、停電時も保持) |
時計 | 200時間(バックアップ用電池満充電時) ・出荷時に専用バックアップ電池を添付(交換可能) |
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通信仕様 | 電気的仕様 | RS-485に準拠 |
通信プロトコル | MEWTOCOL、EMIT | |
絶縁 | 内部回路と絶縁 | |
最大伝送距離 | 800m | |
伝送速度 | 4800bps、9600bps、19200bps、38400bps | |
終端抵抗 | 本体に内蔵(終端抵抗ON/OFFスイッチで切り替え選択) |
- 「月別」データは取り出せません。
- バックアップ用2次電池満充電で周囲温度25℃時。(満充電まで約24時間の充電が必要)
- 電力需給複合計器50,000パルス/kWh仕様のものでご使用ください。50,000パルス/kWh仕様以外の対応はしておりません。
- 次のような場所では使用しないでください。寿命の低下、誤作動の原因になる可能性があります。
- ・湿度80%Rhを超える場所または結露する場所
- ・日光が直接あたる場所
- ・強磁界・強電界がある場所(大電流が流れている近くなど)
- ・ノイズ・サージが発生する機器のある場所
施工・設定
デマンドウォッチャーの「施工編」「設定編」「データ編」「トラブルシューティング」の説明書が閲覧できます。
施工編
設定編
データ編
トラブルシューティング
エネルギーモニタシリーズの導入について、お気軽にご相談ください。
貴社の具体的案件について、
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