パナソニック インフォメーションシステムズ株式会社

新オフィス9階の来客エリア・共用エリア

オフィスコンサルティングにより
8カ所に分散していた拠点集約をサポート

パナソニックグループのIT戦略を支援するパナソニック インフォメーションシステムズは、2025年2月に大阪府内8カ所に分散していた拠点を、Panasonic XC OSAKA(大阪市北区)に集約。そのオフィス移転をエレクトリックワークス社のオフィスコンサルティングチームが2023、24年度の2年間にわたってサポートした。
初年度の3カ月間は現状把握のため、トップインタビューにより経営上層部の思いをまとめ、各拠点のオフィスを現地調査。移転先のオフィスに勤務する全従業員を対象にWell-Beingアンケートを実施した。その後、これらのデータを基に、どのような働き方のオフィスを実現すれば働きやすくなり、使い勝手が良くなるかを探るために京都工芸繊維大学名誉教授の仲 隆介先生を交えた従業員参加型のワークショップを4回実施して課題を抽出した。こうして誕生したコンセプトが、ワークスタイル重視の「行きたくなるオフィス」である。
2024年には、コンセプトを実現するためにどのようなフロア構造にし、フロアの中にどのようなスペースがあれば良いかを具体化する「デザインブリーフ」を作成。これが基本設計者をコンペティションで選定するためのRFP(Request for Proposal)要件書の作成につながる。こうして、2024年3月には設計者コンペが開催された。2024年度後半には基本設計と実施設計の業者が決定し、施工会社を選定して進めていくフェーズになったが、オフィスコンサルティングチームは施主を補佐する立場で、決定した要件を見守りながら支援を継続。最終的にはオフィスの内装工事から引越、入居までのプロジェクトを併走しながら支援し続けた。

WEB会議でも音が漏れない「SOLOBASE」
メニューを表示している次世代照明「ランターナ」
共用エリアに設置されている「イーブロック」
ソファの背後に設置され立った状態でのPC作業にも使える「DCライン」
声をマスキングしている「環境音ソリューション」
オフィス移転前後のポートフォリオ比較。強み項目は0項目から4項目に増加
プロジェクトを振り返る大久保さんとオフィスコンサルティングチーム
ワークスタイル重視の
「行きたくなるオフィス」が
コンセプト。

○○○○○○○
○○○○さん

人事総務部 総務チーム
チームリーダー
大久保 正顕さん

当社はコロナ禍でリモートワークが主体となっていましたが、会社としてはリアルのコミュニケーションが重要だと認識しており、ハイブリッドワークを推進しています。そこで、新しいオフィスではリモートワークと平行しながらも、人と人の接点となる「会える」「集える」というコミュニケーションの実現が求められました。これまでは拠点により交通の利便性や建物の築年数が異なり、固定席運用やフリーアドレス運用など、働く環境に差がありました。ここでは、分散された人たちが出逢うことで誕生する共創をめざしました。こうして誕生したコンセプトが、ワークスタイル重視の「行きたくなるオフィス」です。ABWによる生産性の向上や従業員の満足度向上によるエンゲージメント向上などにより、一人ひとりの力、組織の力などが集まって、会社の力が向上すれば良いと考えたのです。
IT業界では、社員と請負をされているビジネスパートナーのエリアを分けている会社もありますが、新しいオフィスでは社員もビジネスパートナーも同じフロアでプロジェクトを推進しています。プロジェクトのキックオフから始まって、終了した際の交流も含め、より達成感ややりがいが感じられるのではないでしょうか。
バラバラだった拠点の部門が集まったことで、部門を超えた勉強会も増え、定時後交流会を開いているケースもあります。このような共創がより活発になれば良いと思っています。

施主パナソニック インフォメーションシステムズ株式会社 様
コンサルティングパナソニック株式会社 エレクトリックワークス社
施工パナソニックEWエンジニアリング株式会社
採用ソリューションオフィスコンサルティング
所在地大阪府大阪市北区末広町(Panasonic XC OSAKA)
移転2025年2月
規模約14,000㎡ 入居人数:約3,000名

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