空間ソリューション事例集 2025
- Well-Beingなワークプレイスを目指した
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今回、大建工業の東京、大阪、岡山のオフィスに導入されたのは「環境音ソリューション」。東京オフィス6階は人事・総務や経営企画などの部門が執務するエリアで、他部署の人が用事で来ても、話がしづらいくらい静かな環境。ここに環境音BOXを配置することで、暗騒音の改善やマスキングの効果が確認された。近年、大建工業は非住宅やオフィス市場向けの提案に注力している。その中で、オフィスの困りごとの上位を占めている音環境への取り組みも進む。建材メーカーでもある同社は、吸音材や防音材といった建材を基に、吸音や遮音という建築音響の視点でオフィスの環境ソリューションに取り組んでいるが、今回の「環境音ソリューション」の導入は、電気音響によるマスキングという新たなアプローチを自らのオフィスで利用する実証実験の側面もある。今後は大建工業とパナソニックによる、パッシブとアクティブの両側面からの音問題解決が期待される。
建装事業戦略部
イノベーション課
船渡まなみさん
R&Dセンター
開発企画室
菊地萌花さん
東京オフィスの6階は、フリーアドレス制なので、他の方の電話の話し声が気になったり、静かすぎて雑談がしづらいなど、日によって快適な場所が変化します。環境音を用いることで、暗騒音の改善やマスキング効果によりストレスが抑えられると感じます。当初は環境音を常時流していたのですが、今は昼時間と夕方5時以降に音楽を流すようにしました。コミュニケーションを活発にし、休憩を促す、音楽を使う試みはとても喜ばれています。気分の切り替えができて仕事がはかどり、夕方5時以降に音楽が流れると「もうすぐ帰れる」という気持ちになるとの声もいただいています。
| 施主 | 大建工業株式会社 様 |
|---|---|
| 採用ソリューション | 環境音ソリューション導入 |
| 所在地 | 東京都千代田区外神田 |
| 設備設置 | 2024年11月 |
