TBS放送センターの跡地を整備して夜のにぎわいがある街並を創り出したい。
「赤坂サカス」は、TBS放送センターへの本社移転に伴い、旧社屋跡地など、約33,000m²を対象に赤坂5丁目再開発計画として進められたプロジェクト。2008年3月に全施設が開業しました。地上39階のオフィスビル・商業複合施設「赤坂Bizタワー」を中核として、劇場棟「赤坂ACTシアター」、ライブハウス「赤坂BLITZ」、地上21階の住宅棟「赤坂ザ・レジデンス」からなる街は、周辺地域との「街のつながり」を重視して計画されました。
ゾーニング計画にあたっては、夜の繁華街としての「にぎわい」と、赤坂の名が示す「坂」がキーワードとされ、基本的に土地の形状には大きく手を加えず、元の地形の起伏や道路の形状が残されました。
商業施設が連なるオープンスペースは、石のファサードと石畳によりクラシックモダンな石の街が創り出され、「にぎわいの軸」として通りをはさんだ赤坂の街とつながっています。一方の「緑の軸」は敷地の高低差を活かして落ち着きのある環境が創り出されました。