黄浦江の両岸をつなぐ地下トンネルにエコな照明設備を導入したい
1990年以前、上海市を縦断する黄浦江の両岸である浦東地区と浦西地区を結ぶのは、有料の橋もしくはフェリーしか無く、両地域の往来は困難を極めていました。
その後、浦東地区が世界の金融センターとして開発され急激な発展を遂げるにあたり、いくつもの橋やトンネルが整備されましたが、慢性的な渋滞は解消されませんでした。
2010年には上海国際博覧会が開催。会場は黄浦江を挟んだ両岸に位置し、浦東地区には各国のパビリオン、浦西地区には各企業のパビリオンが配置され、史上最多の国と国際機関が参加しました。
「より良い都市、より良い生活」というテーマに合わせるように、万博開催に合わせて道路、地下鉄鋼など都市インフラも急ピッチで整備され、黄浦江をまたぐトンネルを計画。照明計画にあたっては、高効率照明器具を用いて、省エネを図ることが検討されました。