沖縄でEVやPHVのレンタカーを普及させたいが充電用スタンドが不足している。
沖縄県は大小の島々から構成されているため、環境容量が小さく、環境負荷の増大への対応が難しいといわれています。また、公共交通機関が発達していないため、自動車利用の依存度が他県に比べて大きく、自動車から排出される温室効果ガスは運輸部門の4割以上を占めています。
このような点から、沖縄県は電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)普及に向けた車両導入や充電設備などの環境整備に取り組んでいます。その一環として進められているのが「エコリゾートアイランド沖縄推進事業」。
近年、沖縄本島のレンタカー登録台数は急増し、観光客のバス・タクシー利用からレンタカー利用へ著しくシフトしています。沖縄県を訪れる年間600万人近い旅行客の半数がレンタカーでドライブを楽しんでおり、レンタカーは旅行会社のパッケージ商品として組み込まれています。
このレンタカーをEVやPHVにすると温室効果ガスの排出量が削減できますが、普及を阻んでいるのは充電設備が不足している点でした。