高さ492mのビルにふさわしい、空間の高いグレード感と省エネを両立させたい。
急成長を続ける中国経済の牽引役として発展が著しい上海。その上海市の中心部を流れる黄浦江を挟んで、西側が浦西地区、東側が浦東地区と呼ばれていますが、中でも、1990年から、世界の金融センターとするために国家プロジェクトとして開発が進められてきたのが浦東新区陸家嘴金融貿易中心区。ここに2008年に誕生したのが、地上101階、高さ492mの上海環球金融中心(金融センター)。超高層ビルの中に国際金融センター機能を備えたオフィスを中心に、建設当時世界一の高さの展望台、フォーラム施設、商業施設、最高級グレードのホテルなどを擁しています。上海を代表するビルの実現のために、快適性と省エネの両立に加えて空間の高いグレード感が求められました。