住宅用火災警報器:必見!知っておきたい基礎知識!
各部の名称とはたらき
電池式
①警報停止ボタン/作動灯(赤)
操作部と表示部を兼ねた照光スイッチ。警報音を止めたり動作試験を行うときに押します。作動灯は、警報時や動作試験時などに点滅します。
②煙検知部
③警報部
警報音・音声警報が鳴ります。
④熱検知部
※SHK42□□□、SHK48□□□は、引きひもは別売となります。
警報器の種類と検知方式
けむりを感知する「煙式(けむり当番)」と、熱を感知する「熱式(ねつ当番)」とがあります。
煙式(けむり当番)
検知方式
火災の多くは、まずはじめに煙が立ち昇るため、早期発見に適した方式です。
作動原理
警報器内部に煙(減光率15%程度の濃度)が入ると、発光ダイオードの光が煙の粒子に反射して受光部に届き、警報を発します。
設置場所
寝室、階段、廊下、居室などに設置。
熱式(ねつ当番)
検知方式
調理による煙や水蒸気などを、誤って火災として感知しにくい方式です。
作動原理
警報器内部の感熱素子が、ある一定の温度(約65℃相当)に達すると、警報を発します。
- 周囲温度や温度上昇のスピードによって検知タイミングにばらつきがあります。
設置場所
台所などに設置。
- 台所に煙式の設置を義務付けている市町村もあります。詳しくは所轄消防署にご確認ください。
火災警報器が火災以外で鳴る場合
住宅用火災警報器は火災以外でも、下記のような場合に鳴ることがあります。(煙式の場合)
調理時の煙
加湿器などからの蒸気や湯気
くん煙式殺虫剤
スプレー式殺虫剤
結露
小さい虫やホコリ
煙式の場合、火災の煙以外の物質が、火災警報器内部へ入ることで警報することがあります。
火災警報器が鳴った場合の対処方法
火災警報器が鳴ったら、まず火元を確認し、下記にしたがって適切に対処してください。
「ピューピュー火事です火事です」と、火災警報器が鳴り始めたら、まず火元を確認してください。
火災で無い場合
- ・引きひもや警報停止ボタンで、警報を止めてください。
- ・火災以外の煙、調理中の煙や水蒸気、殺虫剤の煙が発生している場合は、換気などによって原因の煙を取り除いてください。
- ・ホコリや虫(クモなど)が入った場合に火災警報することがあります。
掃除機で吸い取ると、警報動作は止まります。
煙検知部を掃除機で2周以上吸い取ると効果的です。
「警報部」には掃除機は使用しないでください。
- ・掃除機で吸い取りを行った後は、必ず警報停止ボタンを押し動作確認を行ってください。
- ・吸い取った後も警報音が鳴る場合は、修理依頼をお願いします。
火災の場合
避難してから119番に通報するなど
適切な処置をしてください。