打浦路トンネル

上海の旧市街と新市街を結ぶ地下トンネルに快適でエコな照明設備を導入したい。省エネトンネル照明設備ソリューション打浦路トンネル

お客様の課題

黄浦江の両岸をつなぐ地下トンネルにエコな照明設備を導入したい

1990年以前、上海市を縦断する黄浦江の両岸である浦東地区と浦西地区を結ぶのは、有料の橋もしくはフェリーしか無く、両地域の往来は困難を極めていました。
その後、浦東地区が世界の金融センターとして開発され急激な発展を遂げるにあたり、いくつもの橋やトンネルが整備されましたが、慢性的な渋滞は解消されませんでした。
2010年には上海国際博覧会が開催。会場は黄浦江を挟んだ両岸に位置し、浦東地区には各国のパビリオン、浦西地区には各企業のパビリオンが配置され、史上最多の国と国際機関が参加しました。
「より良い都市、より良い生活」というテーマに合わせるように、万博開催に合わせて道路、地下鉄鋼など都市インフラも急ピッチで整備され、黄浦江をまたぐトンネルを計画。照明計画にあたっては、高効率照明器具を用いて、省エネを図ることが検討されました。

浦西側入口

浦西側入口

上海万博 トンネル位置

上海万博 トンネル位置

取り組み

浦東地区と浦西地区を結ぶトンネルに高効率照明器具と照明制御システムを導入

浦西地区から黄浦江の地下をくぐり、万博会場の中心地域を横断する全長約3kmの打浦路トンネルは、浦東地区と浦西地区を結ぶために万博開催に合わせて整備された8つのトンネルの一つです。トンネル照明の導入にあたっては先進の技術を用いた省エネ性能が求められました。
数社の照明システムが検討され、その結果、Hf蛍光灯45Wを中心とした高効率照明器具と、これらの照明器具をタイムスケジュールで調光する照明制御システムが採用されました。
省エネ照明システムが導入された浦東地区と浦西地区を結ぶトンネルが、交通渋滞とそれに伴う排気ガスを抑制すると期待されています。

5mの位置に6.5mピッチで配置されたHf蛍光灯45W照明器具

5mの位置に6.5mピッチで配置されたHf蛍光灯45W照明器具

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