暮らしの暖房
日本の冬の室温は、
実はロシアよりも寒い?
国土の大部分が寒冷な気候のロシア。12月のモスクワでは、平均気温が-5度と、氷点下になります。
一方、日本では、最も寒い北海道でも、12月の平均気温は0.7度。日本の冬の方が過ごしやすそうに見えます。
しかし、室内に限ると状況は異なります。冬場の室温を比較すると、ロシアが24度、日本はたったの10度と大きな差があります。冬の日本の住まいは、ロシアよりも格段に寒いのです。
ロシアでは厳しい寒さへの対策として、住まいの断熱化が発達しています。また、集合住宅では、建物1棟丸ごとを暖房するセントラルヒーティングが24時間稼働しているため、冬場でも室温は25度近くに維持されるのです。
一方、日本では、セントラルヒーティングのような設備はなく、寒さへの対策は個々の家庭の暖房器具に委ねられています。
そのため、用途や条件に応じた適切な暖房設備を見極めて、コストも意識しながらかしこく使うということが求められるのです。
特長を理解して、
最適な暖房設備を選定。
ニーズに合わせた多彩な機能が魅力。
気流を意識して足元もしっかり暖める。
エアコンは、電源を入れるとスピーディに運転を開始してくれるのが魅力です。設定を細かく変えることができるのもポイント。着替えのタイミングだけ温度を高くするなど、リモコン一つで手軽に温度を調整することが可能です。
しかし、どうしても足元が寒くなりがちなのが弱点です。サーキュレーターなどを活用して空気をかき混ぜて、室内の温度が均一になるように工夫しましょう。
パナソニックのエアコンなら、パワフルな温風で足元の暖かさを確保します。くつろぎの時間に寒さを感じることなく、足元から暖まることが可能です。
Point
寒さが厳しい地域にもしっかり対応。
パナソニックの寒冷地向けエアコン「フル暖エオリア」なら、-25℃という極寒の環境下でも運転を実証済み。高温風で室内をパワフルに暖めます。
座っても、立っても、心地よい暖かさ。
空気の汚れや乾燥もなく、
リビングに最適。
床暖房は、暖まった床面から放射される輻射熱で、身体や部屋全体に熱を伝えます。
冷えやすい足元から腰をしっかり暖めるため、身体全体でじんわりとした心地よいぬくもりを感じることができます。
足元が暖かければ、室温自体はそれほど高くなくても快適に過ごせることができます。
燃焼によるCO2や、風や音、においなど不快さを感じる要素がほとんどなく、空気の乾燥も少ないため、家族が集まるリビングスペースにはぴったりの暖房器具です。
■床暖房の種類
温水式:
床暖房パネルに熱源機で作ったお湯を循環させることでお部屋を暖める方式。
電気式:
床下に電気で発熱するヒーターなどを仕込み、床を通じて部屋全体を暖かくする方式。
Point
仕上げ材の選定も重要。
床の色柄によってお部屋のイメージは大きく変わります。パナソニックでは、16商品、56色柄の豊富な床材ラインアップからお選びいただけます。
かしこく使って、
省エネしながら快適に暮らす。
暖房を選ぶ際は、初期費用(イニシャルコスト)と月々の電気代(ランニングコスト)を考慮しましょう。
用途に応じて複数の器具を使い分けたり、併用したりすることで、最低限のコストでも快適な環境をつくることができます。
長期的な視点で、総合的に考える。
工事が必要なエアコンや床暖房は、イニシャルコストが高くなってしまいます。しかし、イニシャルコストの比較だけで、器具を選定するのはおすすめできません。
暖房器具は、住まいの中でも最も多くのエネルギーを必要とする設備の一つです。暖房器具の使用による電気代は、家計を大きく左右するため、ランニングコストもしっかりと把握しておきましょう。
また、コストに固執しすぎるあまり、使い勝手や便利さが損なわれることも避けなければなりません。
快適性や安全性、耐用年数など、様々な要素を踏まえながら、イニシャルコストとランニングコストの両方を考慮して、総合的に最も魅力的だと思える器具を選定しましょう。
器具を併用して、効率的に暖める。
複数の暖房器具を併用することで、快適さを向上させながらも大幅なコストカットにつなげることが可能です。
床暖房は、電源を入れてから暖かさが実感できるまでに少し時間がかかります。そこで、エアコンと組み合わせて使うのがおすすめです。
外出先からの帰宅時はエアコンで素早く部屋を暖めます。ある程度暖まってきたら、床暖房中心のソフトな暖房に切り替え。
先にエアコンで室温を上げてしまうことで、床暖房の消費電力も削減することができます。これにより、「空気を汚さない・乾燥させない」「温度ムラがなく心地よい暖かさ」「安心・安全」といった床暖房ならではの強みを生かしながら、トータルの費用も抑えることができるのです。
運転開始からの立ち上がりがエアコンよりもさらに早く、即暖性が極めて高いのがガスファンヒーターの特長です。
ガスファンヒーターで部屋全体を一気に暖めてしまうことで、運転開始直後に多くのエネルギーを要するエアコンの消費電力を削減します。
しっかりと暖まった部屋では、エアコンの設定温度は低いままでも室温は十分に保たれます。安全性の高いエアコンをメインで使用しつつ、要所でファンヒーターを活用するというかしこい使い方です。
燃焼系と分類されるガスファンヒーターは、ガスの燃焼時に水蒸気を発生するため、お部屋の湿度が下がりすぎるのを防ぎます。
一方、エアコンは燃料を燃焼しないため、空気が乾燥しやすくなります。
室内が乾燥すると、体感温度が下がったりウイルスが活発化しやすくなったりします。
エアコン暖房使用時の乾燥を防ぐためには、加湿器との併用がおすすめです。エアコンは空気を汚しにくい暖房のため、湿度に気を配っておけば、安心して快適な室内環境を整えることができます。
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