エネルギーと空気の質の「見える」化で中国政府のニーズと、住まい手の要望を両立。
スマートシティ建設にあたっては、国全体として低炭素社会実現を目指すという中国政府の強いニーズがあります。エネルギー対策をはじめ、CO2削減のための様々な最先端技術が随所に導入されています。パナソニックは省エネをコンセプトに、マンションや戸建て住宅向けに内装及び照明などの空間提案と、キッチン設備、冷蔵庫、洗濯機、エアコン、換気設備、薄型テレビなどを提案。これらの設備をネットワーク化し、HEMSと連動させたエネルギーの「見える化」を進めました。その一方で、その地域にくらす人々がスマートシティに期待することは何かを探ることの重要性を感じていました。パナソニックは「中国生活研究センター」によるリサーチや、大連BEST-CITYの販売員、マンション購入者へのアンケートをもとに消費者の困りごとを徹底的に分析。大連の人々は大気汚染に関心が高く、住宅を選ぶ際にも「空気の質や環境」を重要視していることがわかりました。そこでパナソニックは、エネルギーの「見える化」を実現するHEMSに、空気の質の「見える化」を組み込む技術を開発。温湿度センサ、CO2センサを主要な部屋に設置して空気の質をチェック。空気の汚れを見つけ、外気取り入れのアドバイスを行います。中国の現地の人の困りごとを発見し、その解決策を開発し、システムとして現地でつくりあげ提案していく。「快適とエコ」な街づくりを中国全土、さらにはアジア全体へ拡げていきます。
□省エネ/CO2削減
住宅設備、冷蔵庫、洗濯機、エアコン、テレビなどの省エネ家電を提案。HEMSによるエネルギーマネジメントを提供します。
□空質対策
空気の汚れを感知するCO2センサがHEMSと連動。空質最適化のためのアドバイスを行います。
□セキュリティ
安心・安全な街づくりを実現するために、今後は、大連BEST-CITYの街路照明や監視カメラを提案していきます。