24時間人が絶えない空間の環境への負荷削減と快適性を追求。
2010年10月、新しく羽田空港国際線旅客ターミナルが開業し、国際線定期便が就航しました。新しい旅客ターミナルは東京都心から約15kmの距離に位置し、そのアクセス性の良さから海外へのゲートとして注目を集めています。ターミナルビルの特徴は、すじ雲をイメージした幅約100m、全長約180mにわたる大屋根と、四方をガラスカーテンウォールに覆われた大空間。柱間隔を18mとすることで全体が見渡せ、旅行客は位置関係を一目で理解できるように計画されました。
設計にあたっては、Low-Eダブルガラスや局所空調の採用をはじめ、雨水利用や太陽光パネルによる発電など、環境への負荷を削減するとともに、快適性が追求されました。
3階チェックインロビーでは、巨大空間の照明エネルギー削減が課題となっていました。