BEI(Building Energy Index)とは
BEIはZEBを数値で定義するための“ものさし”。ZEBは概念、BEIはその達成度を示す指標です。BEIは、建物の設計一次エネルギー消費量を、同条件の基準建物と比較した比率です。
BEI = 設計一次エネルギー消費量 ÷ 基準一次エネルギー消費量
BEI/L・BEI/ACについて
建物全体のBEIは、用途別エネルギー消費量の合算で決まります。用途には照明、空調、換気、給湯、昇降機などがあり、エネルギー消費の多くを占めるのが照明と空調です。
BEI/L = 照明の一次エネルギー消費に関するBEI
BEI/AC = 空調の一次エネルギー消費に関するBEI
BEI/LとBEI/ACは、建物全体のBEIを構成する用途別指標であり、照明および空調の一次エネルギー消費性能を個別に評価すします。
BEIは、国立研究開発法人建築研究所が公表している建築物のエネルギー消費性能を計算するプログラム「WEBPRO」で算出できます。建築物省エネ法の一次エネルギー消費量(設計値/基準値)やBEIなどを算出して、適合性判定・届出・BELS等の根拠資料に利用できます。
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一次エネルギー消費量を
いかに削減するか
ZEBは、省エネ+創エネ(再エネ)により、年間の一次エネルギー消費量を実質ゼロにする建物という概念です。その達成度を客観的に示す指標がBEIで、ZEB区分はBEIの値で段階化されています。
ZEBの設計では、まずBEIを50%以上削減し、ZEB Readyを実現することが出発点です。
特に空調は全体エネルギーへの影響が大きく、ZEB実現においてはBEI/ACの低減が鍵となります。
また、BEI/Lは照明制御が直接効果として現れるので、取りこぼさない項目といえます。
ビルのエネルギー消費量の約60%を占める空調設備に関するBEI/ACは、 建物全体のBEIを左右する最大要素です。空調方式(個別・中央)や最適な熱源の選択、高COP(機器効率)などの機器選定が重要です。
エネルギー消費量の約30%を占めるBEI/Lも重要な要素。消費電力が少なく器具効率(lm/W)が高い照明器具に加え、初期照度補正や昼光センサ、人感センサによる調光、スケジュール制御などの照明制御システムの導入が効果的です。
BEI/ACとBEI/Lを削減し、建物全体のBEIを50%削減することにより、設備改修だけでZEB Readyが実現できます。
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