フェレットの臭い(ニオイ)が気になる場合はどうする?お手入れ方法や対策

エキゾチックアニマルに対応している動物病院・ペットショップ・ペットサロン・ペットホテルなどには、フェレットが来ることも多いでしょう。可愛らしい見た目の反面、フェレットが放つニオイは独特なもので気になる方も多いはずです。
この記事では、フェレットのニオイの主な原因や対策方法についてご紹介します。ご家庭でフェレットを飼っている方はもちろん、フェレットのニオイ対策にお悩みの事業者様は、ぜひ参考にご覧ください。
目次
フェレットの臭い(ニオイ)の原因
フェレットのニオイの原因は主に以下の3つです。
● 皮脂
● 肛門腺
● 排泄物
皮脂
フェレットが放つ独特のニオイは「皮脂」によるものといわれています。フェレットの全身には、毛皮を乾燥や汚れから保護するために皮脂を分泌する皮脂腺があり、この腺から出る皮脂に、フェレット特有のニオイがあるのです。
このようなフェレットの皮脂のニオイは、特に発情期にそのニオイが強くなるといわれています。
しかし、一般的にペットショップで購入できるフェレットは、去勢・避妊手術が施されているため発情期がなくなっており、皮脂のニオイが抑えられているのです。
去勢・避妊手術がされていない場合には、成長するとニオイがさらに強くなってしまうほか、交配できないのに発情期に入ってしまうことによって、フェレットが病気にかかりやすくなります。早めに病院に連れていき、手術を行いましょう。
なお、ニオイが気になって頻繁にシャンプーをすると、ニオイの原因である皮脂が新しく分泌されます。皮脂は新しいものほどニオイが強いため、シャンプーの頻度には気を付けなければいけません。フェレットのシャンプーについては、後の項で詳しく解説します。
肛門腺
「肛門腺」とは、フェレットの肛門の両脇にある袋状の器官です。フェレットにとって肛門腺は、縄張りの主張や外敵を撃退する手段など、主に身を守る役割があります。
肛門腺から分泌される液体は非常に強いニオイを発するため、フェレットが臭い(くさい)と感じることもあるでしょう。
しかし、ペットショップで取り扱っているフェレットは肛門腺の除去手術を受けていることが多いです。
もしご家庭で飼育されているフェレットの肛門腺近くからニオイを感じるのであれば、肛門腺の除去手術を受けていないのかもしれません。そのような場合には、早めに動物病院で肛門腺除去手術を行うことをおすすめします。
しかし、肛門腺を除去したとしても、体臭が完全になくなるわけではありません。あくまでも、本来の強いニオイが軽減されるということですので、フェレットを迎える場合には、独特のニオイがあることをあらかじめ理解しておく必要があります。
排泄物
フンやおしっこのニオイが、フェレットのニオイとして強烈に感じる場合もあるでしょう。
フェレットの排泄物には、アンモニアや硫化水素など強いニオイを放つ物質が含まれています。部屋から排泄物のようなニオイがする場合は、気付かず放置した排泄物のニオイが充満している可能性があります。
フェレットのトイレはこまめに掃除し、清潔を保つようにしましょう。
フェレットの臭い(ニオイ)対策
フェレットのニオイ対策は、日常的に行えるものが多いです。代表的なものとして以下の対策があります。
● 耳掃除
● シャンプー
耳掃除やシャンプーなどフェレット自体の身体のケアは、フェレットが健康的に過ごすためにも重要です。以下からそれぞれ詳しく解説します。
耳掃除
フェレットは耳の汚れが溜まりやすい動物ですが、耳の汚れが溜まっても自分で掃除することはできません。耳の汚れを放置すると、耳ダニが寄生したり、外耳炎にかかってしまったりすることがあります。また、放置された汚れが細菌の二次感染を起こし、ニオイを発する原因になる可能性もあるでしょう。
耳ダニ寄生や細菌感染を防ぐために、1ヶ月に1~2回程度、耳掃除をしてあげましょう。なお、フェレットの耳に耳ダニ寄生や外耳炎などが起きている場合のサインは以下の通りです。
● 後肢で耳を頻繁に掻くようになる
● 強い痒さで睡眠中に飛び起きる
● 食欲がなくなる
● 頭を激しく振る動作が見られる
● 黒~茶褐色のカサカサした耳垢が異常に出る
● 耳が赤くなったり、悪臭がしたりする
症状は個体差がありますが、耳を気にしているなど、いつもと違う様子が見られたら耳ダニや外耳炎を疑いましょう。
シャンプー
フェレットの臭いの原因は主に「皮脂」です。皮脂を定期的に洗い流すことがニオイ対策になります。
フェレットをシャンプーする場合は、以下の流れを参考にしてみてください。
1.ぬるま湯(38度くらい)で身体を濡らす
2.シャンプー剤を優しい泡に泡立てる
3.耳の中に入らないよう、身体全体をシャンプーで優しく洗う
4.頭からお尻に向かって、ぬるま湯で優しく流す
5.タオルで水気を拭き取る
6.火傷に注意しながら温風で身体をよく乾かす
また、シャンプーで洗う回数が多すぎると身体が乾燥し、余計に皮脂が出てしまうことがあります。フェレットの皮脂は新しいものほどニオイが強く、体臭をより強めてしまうことがあるので注意が必要です。
目安として、月に1~2回の頻度を意識しフェレット専用シャンプーで洗ってあげると良いでしょう。
フェレットがいる空間の臭い(ニオイ)対策
フェレットから発せられたニオイが部屋全体に染みついてしまうことがあります。ここでは「フェレットがいる空間のニオイ対策」をまとめました。
● ケージの掃除
● 消臭剤の使用
● 脱臭機の使用
ケージの掃除
ケージの中にある寝床・ブランケット・ハンモック・おもちゃなどは、フェレットの皮脂が付着してニオイが付きやすいです。週1~2回程度で定期的に洗濯をしてあげましょう。
また、フェレットのトイレもニオイの大きな原因です。フェレットは消化管の長さが短いため、排便を1日数回行います。排泄物を放置するとニオイの原因になるため、トイレ掃除は頻繁に行う必要があります。
排泄をしたらなるべく早く取り除き、トイレ本体は毎日水洗いをして汚れをよく落とすのがおすすめです。
消臭剤の使用
消臭剤を使ってニオイを消す手段もあります。消臭剤を使う際は、ペット専用の消臭剤など、フェレットが舐めても安全なものを使用しましょう。
また、芳香剤を使うと香りがフェレットにストレスを与えるおそれがあります。芳香剤の使用は避け、できる限り無臭に近い消臭剤を使いましょう。
脱臭機の使用
空間のニオイ対策をより強化していきたい場合は、脱臭機を使用すると良いでしょう。
特に動物病院やペットショップなどの様々な動物が集まる空間のニオイ対策には、高い脱臭効果※1を発揮する「次亜塩素酸 空間除菌脱臭機 ジアイーノ」がおすすめです。
「ジアイーノ」は「空気を丸ごと洗う空間除菌脱臭機」です。「ジアイーノ」本体に取り込まれた空気が次亜塩素酸水溶液を通ることで、「ジアイーノ」内で空気の除菌★・洗浄脱臭※1。さらに浄化された空気を放出することで、空間をキレイにします。
軽減されない空間の臭い(ニオイ)対策には、「次亜塩素酸 空間除菌脱臭機 ジアイーノ」
フェレット特有のニオイは、お手入れをしっかりしていても、なかなか軽減されないものです。
これまでの対策をしても改善されない不快なニオイにお悩みなら、「次亜塩素酸 空間除菌脱臭機 ジアイーノ」の設置がおすすめです。「ジアイーノ」だから可能な3つの脱臭効果※1は以下の通りです。
【「ジアイーノ」の脱臭3つの特徴】
1. 空間脱臭:空間にただようニオイを吸引、本体内部で強力に脱臭
2. 付着前脱臭:ただようニオイをすばやく脱臭、布製品に染み付きにくい
3. 付着臭脱臭:すでに付着しているニオイも、放出した気体状次亜塩素酸で脱臭
一時的なニオイも、発生し続ける不快なニオイも脱臭する「ジアイーノ」で、フェレットがいる空間を快適に保ちましょう。
★浮遊菌の場合:約6畳(25立方メートル)の密閉空間における、10分後の効果※2 付着菌の場合:約18畳(74立方メートル)の試験空間における、45分後の効果※3 数値は実際の使用空間での試験結果ではありません。
※1:「ジアイーノ」の脱臭効果は、周囲環境(温度・湿度)、運転時間、臭気によって異なります。
※2:【試験機関】一般財団法人 北里環境科学センター 【試験方法】約6畳(25m³)の密閉空間で、浮遊させた菌数の変化を測定 【除菌の方法】次亜塩素酸空間除菌脱臭機(F-JDU75)を風量「強」・チャージレベル「高」運転で実施 【対象】浮遊した菌 【試験結果】10分後に99%以上抑制(北生発 2021_1230 号)
※3:【試験機関】一般財団法人 北里環境科学センター 【試験方法】約18畳(74m³)の試験空間で、室内中央と室内奥に置いたシャーレに付着させた菌数の変化を測定 【除菌の方法】次亜塩素酸空間除菌脱臭機(F-JDU75)を風量「強」・チャージレベル「高」運転で実施 【対象】シャーレに付着した菌 【試験結果】45分後に99%以上抑制(北生発 2021_0370 号)